Compact Disc
ATOMHENGE - ATOMCD 2026 (2010)
Disc One The Remastered Album
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Disc Two Previously Unreleased Session Recordings And Alternate Mixes
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ATOMHENGEリリースでは、SONIC ATTACK同様CD2枚組とされ2枚目には多くの未発表トラックが収録されました。
オリジナルリリースは82年。前作CHURCH OF HAWKWINDが同年5月、このアルバムは10月にリリース。前作はブロックソロ色が濃い内容でしたが、本作は前々作SONIC ATTACK同様バンド演奏中心。メリハリのついたハード&メタル路線の内容ですがチャートは29位と前作に及ばず。この頃から時流とずれてきたのか、チャートでの順位がリリースごとに後退していきます。名曲Arrival In UtopiaやSilver Machine 10周年記念テイクなど充実した内容でファンには人気のある作品。
ATOMHENEGリマスターはDisc1にオリジナルアルバムを収録。加えてボーナスとしてアルバムに先駆けてリリースされたSilver Machine 10周年記念EPに収録されていたSilver MachineのFull Version(アルバム本編に収録されている同曲より若干短いです)、同じシングルに入っていたPschedelic Warlordsズンドコバージョン。
Disc2は未発表トラックが目白押し。
Void City (Alternate Mix)は、アルバム本編の同題トラックの別ミックス。
Candle Burning ラントン曲で、やっぱりドラムがズンドコ。ボーカルもラントン。1コーラスが終わってギターソロが入りますが、その途中でフェードアウト。
5/4 タイトル通り主題が5拍子のインスト曲、初出はOUT AND INTAKE。ここではイントロのアルバム本編The Scanを流用している部分が長い別ミックス。Waiting For Tomorrowにつながらず、いきなりギターソロに展開し激しいギターリフにベインブリッジのセリフ、そしてまたイントロと同じThe Scanのシークエンスが入って終了。
Waiting For Tomorrow (Alternate Mix) こちらは本編と同じテイクでミックス違い。
Radio Telepathy 完全初出トラック。2コードによる重々しいブロック曲。リズムマシンにシンセベースの重低音、ブロックのボーカルとギター。
Lato こちらも初出。シンセシークエンスにストリングス。Void Cityに似た印象。
Dream Worker (Extended Version) タイトル通り本編同題曲のロング版。
Oscillations のちにブロックのソロアルバムEARTHED TO THE GROUNDに収録される曲。本編のVoid Cityのイントロで聞こえる男性の台詞部分が流用され、その後シンセベースの乗せてパッド音、ブロックの滑らかなボーカル。メロウなメロディの佳曲。
Recent Reports バンド演奏でミドルテンポのリズムにブロックのボーカル、ラントンのギターも絡んできます。
Lato Percussive Electro ブロックソロ曲、リズムマシンに聞き覚えのあるリフ、Earthed To The Groundの別テイクですが、ここではニック・ターナーのサックスが演奏されています。なかなか良いムード。
Solitary Mind Games (Alternate Version) こちらは本編の別ミックス。バックのシンセ音が分厚く、ラントンのボーカルも異なったテイク。
Silver Machine (Single Version) シングルのA面のトラック。シングル用にショートカットされたトラック。
未発表曲が含まれているので、この時期に思い入れのあるファンには嬉しいボーナスCD。
ブックレットのライナーはブライアン・タウン。ツアーパンフの内容を掲載。
・オリジナルLP盤のレビュー
・EXILESさんのEBS CDのレビュー
・82年リリースの10周年記念Silver Machine EPのレビュー
・当時のツアーパンフレット
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2017/12/13 update