Compact Disc
THE EMERGENCY BROADCAST SYSTEM - EBSCD 116 (1995)
THE EMERGENCY BROADCAST SYSTEM - EBSSCD 116 (1995) デジパック
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久々のデイヴのソロはバンドのプライベートレーベルEBSからのリリース。録音は94年。デイヴは全ての楽器をプレイしているようです。この作品のリリースに先立って、EBSよりPSYCHEDELIC WARLORDS 名義でアルバムWHITE ZONEをリリースしていますが、そちらはデイヴィ、チャドウィックも参加したホークスのサイド・プロジェクト的な内容で、インスト主体のトランス風なサウンドでした。但しほとんどの曲はデイヴによるもので、デイヴのソロ的なものでした。この当時デイヴやホークスはASTRALASIAとの接近などにより、ハウス系のアーティストに触発された作風の曲を多く手掛けています。もともとは、ホークスやブロックのソロがその手の元祖とも言えますが。そんな中でデイヴ自身のソロ・アルバムを発表することになったのは自然な流れですね。
このCDの2曲White Zone、Pipe Dreamは前述のPSYCHEDELIC WARLORDSのアルバム収録曲と同じテイクを再収録していますが、他は新録音ばかりです。
Spaceでは懐かしのSpace Is Deepがカバーされています。しかもデイヴさん、ここでは久しぶりにアコギを弾いていて、これはちょっと感動です。さらにBosniaでもクラシック・ギターを演奏。
デジパックの表に貼られている宣伝シールにはCLASSIC TRACKという表記がありますが、ELECTRIC TEPEEのDeath Of Warが再収録されているからかと思われます。しかし今回はブロックのナレーションにエフェクトがかけられていません。生声です。バック・トラックはほぼ同じです。
全体にバリエーションに富んだ構成でファンなら楽しめる作品です。またこの作品からTIBET SUPPORTの賛同を始め、そのロゴがジャケに入っています。
2022/12/18 update