Analog Disc

Top > discography1 > 1970-1972 >GREASY TRUCKERS PARTY

GREASY TRUCKERS PARTY

UNITED ARTISTS - UDX 203/4 (1972)

見開きジャケ。インナー無し。


  • Side 1
      BRINSLEY SCWARZ
    1. Midnight Train
    2. Surrender To The Rythm
    3. MAGIC MICHAEL
    4. Music Belongs To The People
  • Side 2
      MAN
    1. Angel Easy
    2. Andy Dunkley
    3. Power Cut
    4. BRINSLEY SCWARZ
    5. Wonder Woman
    6. It's Just My Way Of Saying Thank You
    7. I'm Ahead If I Can Quit While I'm Behind
  • Side 3
    MAN
  • Spunk Rock
  • Side 4
    HAWKWIND
    1. Master Of The Universe
    2. Born To Go

  • 72年2月、ロンドンのラウンドハウスにおいて実施されたGREASY TRUCKERS PARTYに出演したバンドのうち、3バンドの演奏をライブ収録し同年7月に2枚組LPとして2万枚限定で発売されました。 1.5ポンドという低価格だったのですぐに売り切れたそうですが、2万枚ということもあり中古市場にはよく出回っています。GREASY TRUCKERSという組織はノッティングヒルに文化交流のコミュニティセンターを建設するための資金集めとしてこのイベントを実施、アルバムの売り上げも寄付されたとのことです。 なおもう1枚、ゴングやキャメル、ヘンリー・カウの演奏が収録されたGREASY TRUCKERS LIVE AT DINGWALLS DANCE HALLというアルバムもリリースされます。
    収録リストにあるように盟友マンやパブロックのブリンズレー・シュウォーツなど、アルバムリリース元のUA所属のアーティストを収録。ホークスの演奏はサイド4に収録。 Master Of The UniverseとBorn To Goの2曲です。時期的にテリー・オリスの後釜であるサイモン・キングの加入直後のステージ。DJのアンディ・ダンクリーが全体のMCを担当。
    この年も1月からロードが始まり、その最中オリスがドラッグでダウン、レミーがOPAL BUTTERFLYで一緒だったキングを呼び、オリスとチェンジ、その後2、3回目のギグという状態ですが違和感なく馴染んでいます。 71年にIN SEARCH OF SPACEをリリースし、ついに18位チャートイン、アンダーグラウンドヒーローとなったホークス。毎日のようにギグを続け、この年の11月にリリースするDOREMI FASOL LATIDO、そのツアーSPACE RITUALに向けて邁進していくバンドのパワーを感じさせます。 IN SEARCH収録曲Master、リードボーカルはニック。右にギター、左にシンセ、センターにもう1台のシンセとサックスという振り分けでライブに関わらず明瞭に聞き取れます。次の曲との間にニックのMCやおそらくステイシアと思われる女性がDJのダンクリーとやりとりをしている 場面が入っています。Born To Goは、のちにSPACE RITUALにも収録されますが、この時点では新曲として登場。リードボーカルはカルバート。レミーのベースプレイがバンドの要になっていることを実感するナンバー。デイヴのギターソロと絡み合うベースはリードギターのようですね。ポストプロダクションを加えているSPACE RITUALに 比べて、ここのテイクはほとんど手を加えていないようで生々しい迫力があります。電子音もかなり大きなレベルでミックスされています。終盤、電子音ノイズの轟音にギター、ベースのインプロが始まりますがフェードアウト。初の公式ライブレコーディングなので、もっと聴きたいという物足りなさが残ります。
    なおSide2でMANの演奏後、ダンクリーのアナウンスがあり一時電源の供給が停止されるので、ステージはその間休止、その後再開する旨が伝えられます。そしてPower Cutという無音部分が入っています。当時炭鉱のストライキがあり、火力発電がその煽りを受けて、電気供給が不足していたそうです。
    実際のステージでは、この2曲以外にもプレイされていました。それらもレコーディングされており、そのうち2曲はGLASTONBURY FAYREに収録されています。 シングルSilver Machineのベースになったテイクがそれに含まれています。
    のちの90年代にVoiceprintがCollectors Seriesの一環で、ホークス・プレイ全曲分をフル・アルバムとしてリリースしようと計画。音源を持っているEMIに交渉しましたが、許可されずリリースされませんでした。 MANのトラックについてはあっさり手放しVoiceprintによってリリースされています。
    そして2007年、EMIがついに全曲収録盤を制作、発売します。そこでようやくこのギグでの全貌が明らかになりました。


    関連情報

    ・ホークスの演奏が全曲収録されたGREASY TRUCKERS PARTY 3CDのレビュー

    ・日本盤LP「ロンドンの熱い嵐 グリージィー・トラッカーズ・パーティー」のレビュー


    オリジナルUK盤&日本盤ディスコグラフィAnalog Disc1970-1972に戻る

    2017/09/27 update


    HAWKWIND DAZEトップページに戻る