Analog Disc / Compact Disc
Top > discography > 1991-1995 > PALACE SPRINGS
【LP】GWR - GWLP 104 (1991)
【CD】GWR - GWCD 104(1991)

シングル・ジャケ、インナー無し。
同時にリリースされたCD版。

Side 1
|
Side 2
|
この年は3月から4月にかけてヨーロッパ・ツアーに出ますが、デイヴ・ブロックが不参加でした。このところのUSAを含むツアー疲れと、家族と過ごしたいという理由です。またUSAツアーも5月に控えていたことも原因だったようです。代役はTHE SMARTPILSというサイケ・パンク・バンドのスティーヴ・ベマンドというギタリストが務めました。このバンドはフリーフェス・サーキットの常連でホークスの周辺バンドであり、リチャード・チャドウィックが在籍したバンドでもあります。残ったブロックはこのライヴ・アルバムのプロダクションを行っていました。5月のUSAツアーからデイヴは復帰。このツアーにウィシャートは同行しませんでした。そしてUSAから戻ってきた6月、この作品がリリースされました。
内容ですがリリース時には情報がなく、クレジットにはロンドンとロスの収録としか表記されていません。時期は89年のライヴ・テイクらしいということまでしか分かりませんでした。ちなみにこの時期のライブは90年にビデオ作品として『LIVE LEGENDS(ホークウインド ・ライブ』(1990)がリリースされていました。いずれにしても、前作『SPACE BANDITS』(1990)の制作以前となります。その後、ATOMHENGEでの再発のライナーなどから録音詳細が判明しました。
SIDE 1の1〜2曲目「Back In The Box」「Treadmill」は89年のスタジオ録音。ハウスやウィシャートが参加しているので、おそらく89年の夏~秋頃の録音かと思います。
SIDE 1の3曲目〜SIDE 2の3曲目までがライブレコーディングで89年10月10日ロスのPalace Theatreとのことです。このツアーには
ウィシャートとハウスは同行していませんので、ブロック、ベインブリッジ、デイヴィ、チャドウィックの4人体制の演奏になります。
Back In The Box アップテンポのハードロックにハウスのスリリングなバイオリン、ウィシャートの演劇風のボーカルが続き、ブレイクを多用したアレンジがトリッキーなこの時期のホークスを代表するナンバー。メンバー全員の共作。
Treadmill 疾走感のあるテーマにブロックのボーカルがかぶさり進行、中間部メローなバイオリンのソロが流れ徐々に盛り上がります。ブロック作。
Void Of Golden Light 〜 Lives Of Great Men ここからライブテイクになります。『絶体絶命』の頭2曲の変題。Golden Voidの終盤はブロックのギターソロとベインブリッジのシンセソロ。
Time We Left 『ドレミファソラシド』のあの曲。リフにシンセが加わることで、少しソフトな印象。ブロック作。
Heads 『未知なる写本』の曲ですが、このライブでは前曲に繋がって演奏されます。ブロック作。終盤は「Time We Left」のリフに戻って終了。
Acid Test 冒頭『CHOOSE YOUR MASQUES』の「Dream Worker」の語り部分が流れます。そこにシンセ・シークエンスとベインブリッジの語りが始まります。ベインブリッジのステージ専用ナンバーです。ここまでがライブレコーディング。
Damnation Alley 『クォーク・ストレンジネス・アンド・チャーム』の曲。この頃ステージで演奏していたので、スタジオでも新規に録音していたようです。ボーカルはデイヴィ。中間部のバイオリンソロは無く、リズムがレゲエ調に変化。その後ペースアップし、Aメロに回帰。このテイクはハウス、ウィシャートは参加していないと思われます。
欧州、米国ではROADRUNNERからCDがリリースされました。
ROADRUNNER - RR 9303 2(1991)※欧州CD


【HAWKWIND 1989】L to R: Simon House - Alan Davey - Dave Brock - Richard Chadwick - Harvey Bainbridge
この後夏場の数回のギグ(ブリクストンでは久々にティム・ブレイクが2曲ほどゲスト参加)の後、ウィシャートは脱退、さらにベインブリッジもついにバンドから離れてしまいます。
9月下旬から10月一杯にかけて、再びヨーロッパにツアーに出る時は、史上最小の3人組ユニットとなっていました。
この年、日本ではGWRの2枚の作品がCDでリリースされています。『未知なる写本 (XENON CODEX)』『スペース・バンディッツ (SPACE BANDITS)』の2枚でした。さらにUNITED ARTISTS期のアルバムも東芝EMIからCDリリース。「宇宙の探求」がPROGRESSIVE ROCK SERIESとしてリリースされました。
・ATOMHENGEリマスター盤(2012)のレビュー
・EXILESさんのレビュー
・この時期のライブの映像作品『LIVE LEGENDS』(1990)のレビュー
オリジナルUK盤&日本盤ディスコグラフィ 1991-1995
2025/06/14 update