Cassette Tape
WEIRD 104 (1981)
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78年11月23日、プリマスにおけるHAWKLORDSのライブ・テイク。サウンドボードからで音質が良く演奏も出色の出来。この年の新作25 YEARS ONのリリースに合わせた英国縦断ツアーの終盤であり、このテイク翌日もレコーディングされ、そちらはHAWKLORDS LIVEとして92年にリリースされ、その後アトムヘンジリマスター版HAWKLORDS LIVE'78としてリリースされます、このWEIRD 104と同じタイトルになってしまいましたが、中身は異なります。
メンバーはHAWKLORDSのスタジオ・アルバム収録メンバー。ブロック、カルバート、ベインブリッジ、グリフィン、スインデルス。アルバム25 YERAS ONからとホークスの曲から演奏しています。すべてここで(このカセットもしくは、のちにCDリリースされたWEIRD TAPES 4 - LIVE 78)しか聴けないテイクです。全体にアップテンポというか、乗りに乗った演奏が特徴で上記HAWKLORDS LIVEと双璧をなす白熱の演奏が展開されます。共にスタジオ・アルバムより遥かに迫力があり、真価はライブだったことを実感。というか、逆にスタジオ・アルバムは繊細で丁寧に作り上げられたとも言えます。
当時のセットリストにはもっと多くの曲がリストされていますので、アルバムはステージ全曲を網羅していませんがHAWKLORDS期の貴重なライブ音源です。
Death Trap のっけから飛ばしていきます。中盤、シンセソロ、ギターソロが入りますが、ベインブリッジ&グリフィンのARK勢のリズム隊がタイト。
Micro Man スタジオアルバム終曲のThe Age Of The Micro Man。エレキで演奏されているのでハードめな印象。
Spirit Of The Age イントロはエレキのカッティング、リズムはややアップテンポで疾走感が増しています。中間での電子音はブロックが操作していると思われます。
Urbane Guerilla 73年のシングル曲。跳ねるようなリズムで軽やかな演奏。バックコーラスとカルバートの掛け合いが追加されたアレンジ。
Steppenwolf ASTOUNDING SOUNDS, AMAZING MUSICの1曲。間奏のカルバート独唱部分は原曲のバイオリンに代わってスインデルスのシンセ。電子音の扱いがイマイチなスインデルスもこういう曲は合いますね。
Freefall 原曲と同じメンツでのライブ演奏が聞けるのはここだけ。ライブもかなりカッコいいです。
Uncle Sam 通常何かの曲とメドレーで始まることが多い曲ですが、ここでは交信音のSEにベースパターンから始まるアレンジ。終盤はQUARK STRANGENESS AND CHARMのIron Dreamの演奏に変わります。
・後年CD化された WEIRD TAPES 4 - LIVE 78のレビュー
・WEIRD TAPESについて
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2019/11/23 update