Compact Disc
ATOMHENGE - ATOMCD 1023 (2010)
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92年頃からダンス・レイブシーンのDJ達とのコラボレーションを行なっていたホークウインドは、95年に自らが同様のアプローチを行なったテイクを集めてリリース。盛り上がっていたレイヴシーンに向け、あえてHAWKWINDを名乗らず、PSYCHEDELIC WARRIORSというプロジェクト名としてメンバー名も変名を使いました。3ピースになったホークウインドがステージなどで音数を稼げるようにMIDIを駆使した音作りを試していた時期の産物で、テイクはアルバム1枚分はあったので、マネージャーのダグ・スミスの勧めで作品として完成させました
今回は過去曲のカバーはなく、新たに作られた曲で、全てインストルメンタル。うち2曲(Pipe Dreams/The White Zone)は同年リリースされるブロックのソロアルバムSTRANGE TRIPS & PIPE DREAMにも収録されます。ブロックのソロワークの比率が高く、CHURCH OF HAWKWINDとの類似性が高いとされています。全体的にシンセサイザーによる演奏がメインで、そこにベースやドラム、ギターをかぶせたインダストリアルな感触のあるトランス・ミュージック。
当時リリースはTHE EMERGENCY BROADCAST SYSTEMとUSのGRIFFINから。このATOMHENGEリマスター盤では特にボートラなどの追加はありません。ライナーはマーク・パウエルによるもの。
なおこのアルバムがリリースされた翌96年には、ホークス楽曲をDJ達がそれぞれの解釈でリミックスした企画アルバムFUTURE RECONSTRUCTIONS - RITUAL OF THE SOLSTICEをリリースしました。
・EXILESさんの当時リリース盤(1995)のレビュー。
・DJ達によるホークウインド・リミックス・アルバムFUTURE RECONSTRUCTIONS - RITUAL OF THE SOLSTICE(1996)のレビュー
・デイヴ・ブロックのソロアルバムSTRANGE TRIPS & PIPE DREAM(1995)のレビュー
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2019/12/14 update