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2001.01.15. Upload.

"WEIRD TAPES 2
HAWKWIND LIVE / HAWKLORDS STUDIO"

2000

weird tapes 2

CD:HAWKWIND RECORDS - VOICEPRINT/HAWKVP7CD

1.Quark, Strangeness And Charm
2.Masters Of The Universe
3.Welcome To The Future
4.Spirit Of The Age / 5.Sonic Attack
6.Valium 10 / 7.Douglas In The Jungle
8.Time Of....



2000 年、Voiceprint からリリ〜スされたアルバム。'80 年〜 '83 年に通信販売オンリ〜でリリ〜スされたカセットテ〜プ音源 「WEIRD TAPES」 シリ〜ズ の CD 化です。オリジナルのカセットテ〜プは当時全 8 本リリ〜スされており、本アルバムはその No. 2 を CD 化したものです。内容は 1.「Quark, Strangeness And Charm」 から 5.「Sonic Attack」 までがホ〜クスのライブ音源、6.「Valium 10」 から 8.「Time Of....」 までが "HAWKLORDS" 時代のスタジオアウトテイク、となっています。

ブックレットには 1.〜5. のメンツがブロック様/カルヴァ〜ト/ハウス様/サイモン・キングで '77 年収録 (ベ〜シストはクレジット無し) 、6.〜8. のメンツがブロック様/ベインブリッジ/サイモン・キング/スティ〜ヴ・スゥインデルズで '78 年の収録と記載されているのですが、コレがどうもい〜加減・・・というか他の資料と食い違っている部分が多々ありますので、その辺についてはレビュゥの中にコメントしておきます。



1.Quark, Strangeness And Charm

まずはホ〜クスのライブから。この曲は後に 「Acid Daze」 (DISC 2-4) 等様々なコンピに収録されたものと同じライブテイクで、ミックスも同じです。本アルバムのブックレットには '77 年、Leicester の De Montfort Hall での収録とありますが、参考文献 3. ではこの曲は '78 年 3 月の US ツア〜での収録となっていますね。いきなり食い違っていてアタマ痛いんですが・・・ 。尚ベ〜スは上述の通りクレジット無しなんですが、この時期はエイドリアン・ショゥが担当。間奏での弾む様なベ〜スラインは彼の芸風ですね。



2.Masters Of The Universe

1.「Quark, Strangeness And Charm」 から続けて演奏されていますが、なんか編集臭い感じもしますね。このライブテイクは今のところココだけでしか聴けません。フェイザ〜の効いたストリングスシンセと、それに対抗するかの様な当時の新兵器 (?) フランジャ〜をかけまくったブロック様のギタ〜が大爆発する快演。ブロック様、ソロもいつになく弾きまくりですね、つたないながらも (失礼しました〜) 。



3.Welcome To The Future

さらに続けてこの曲になだれ込みます。こちらは正真正銘 2.「Masters Of The Universe」 から続けて演奏された模様。カルヴァ〜トとブロック様の "You're Welcome" の部分のヴォ〜カルを左右に飛ばしたりしていて楽しいですね。最後はお約束でドッカ〜ンと大爆発。その後 "Thank You, ・・・ (聞き取り不能) ・・・ Goodnight" という MC と観客の歓声が入っているところを見るとライブのシメだったんでしょうか。この曲も今のところココだけのライブテイク。



4.Spirit Of The Age

3.「Welcome To The Future」 で一旦フェ〜ドアウト、再びフェ〜ドインでこの曲に入ります。この曲は 「The Best Of Friends & Relations」 (1) 等のコンピに収録されているものと演奏テイク、ミックス共に全く同じです。後半、ハウス様のキラめくシンセソロがグ〜。他のコンピではエンディングがフェ〜ドアウトしていますが、本アルバムでは盛大なノイズと電子音、 SE 等が入って次の 5.「Sonic Attack」 につなげています。



5.Sonic Attack

てなワケで 4.「Spirit Of The Age」 から続けて演奏されます。この曲は今のところココだけのライブテイク。途中キングのタイコはヤケクソだは電子音やノイズはバリバリだはカルヴァ〜トのリ〜ディングはテンパってるは音は左右に飛ばしまくりだは、と、この曲の数あるライブテイクの内でも 1 、2 を争う快 (怪?) 演ではないでしょうか。最後もドッカ〜ンと大爆発の SE でシメてます。ライブの恥はかき捨て (?) 、何でもアリだな、コリャ。フェ〜ドアウト直前、ドサクサでバネリバ蹴っ飛ばしてる奴は誰だ! 実は PA だったりして。



6.Valium 10

ここからの 3 曲は "HAWKLORDS" 時代のスタジオアウトテイク。一発目のこの曲は後に FLICKNIFE レ〜ベルよりシングルリリ〜スされた 「Motorhead/Valium 10」 の B 面と同じ。シングルには 12" バ〜ジョンと 7" バ〜ジョン (編集でやや短め) があった様ですが、これは 12" の方、フルバ〜ジョンです。CD では 「Mighty Hawkwind Classics」 (5) などのコンピに収録されています。尚、冒頭で述べた通り本アルバムのクレジットにはこの曲から 8.「Time Of....」 までのドラムが全てサイモン・キングと記載されていますが、参考文献 3. にはこの曲と 8.「Time Of....」 はグリフィン脱退 (実質上クビ?) からキング再加入の間の収録で、ドラムは Mick Smith なる人物が叩いていたと書いてあります。また、収録年も本アルバムでは '78 年となっていますが 参考文献 3. では '79 年と書かれていますね。個人的には '79 年の Mick Smith 説に一票。



7.Douglas In The Jungle

この曲は
「Acid Daze」 (DISC 2-5) 等様々なコンピに収録されたものと同じ。タイトルのダグラスというのは当時のマネ〜ジャ〜のダグラス・スミスのことだそうです。カセット時代のタイトルには "Ode to a manager !" なるサブタイトルが付いており、アルバム 「Hawklords 25 Years On」 が見事にコケた上ツア〜のオファ〜も無い宙ぶらりん状態の鬱憤をこの曲にブチ込んだとのこと。「頼むよ、ダグ」 ってカンジですか。この曲のドラムは本アルバムのクレジット、参考文献 3. 共に再加入のサイモン・キングで一致していますね。とはいえ茶碗・・・もといシンバルの Cup を叩いてる様な音が所々に入ってるだけで、ほとんどドラムレスの曲なんですが・・・ 。収録はもしドラムがキングなら '79 年というコトになります。



8.Time Of....

この曲は後に FLICKNIFE からシングルリリ〜スされた 「Who's Gonna Win The War / Time Of...」「Golden Void 1969-1979」 (DISC 2-2) 等の CD コンピに収録されたものと演奏テイク、ミックスとも同じですが、編集違いのココだけバ〜ジョン。シングルバ〜ジョンに比べてイントロが若干短くなっていますが、エンディングは逆にいくらか長く収録されています。また、テ〜プのスピ〜ドの違いなのか全体的にこちらの方が 1/4 音程度ピッチが下がっていますね。参考文献 3. によると 6.「Valium 10」 と同じグリフィン脱退−キング再加入の間の録音で、ドラムは Mick Smith とのこと。尚、本アルバムのバ〜ジョンでは最後にちょっとしたギタ〜リフが入るんですが、このリフってのちに何かの曲のエンディングにも使われていますね。何の曲だったかイマイチ思い出せないんですが、確かどっかで聴いた覚えが・・・何かのライブ盤だったかな・・・うう、解らん。判明したら UP しときます。

2001.09.02. 追加
というワケで長年の懸案 (?) だったこの曲のエンディングのギタ〜リフですが、先日ようやく解明致しました。オリジナルは数年前にリリ〜スされ、最近再び市場に出まわったライブブ〜ト CD "Kings Of Speed Lord Of Light" のインデックス 3 、"Blue Shift - The Right Stuff" のエンディングで同じリフを弾いています。いや〜このレビュゥを UP してから既に半年近く、コレでようやく胸のつかえがおりたとゆ〜か、ノドに刺さった魚のホネが取れたとゆ〜かそんな気分でゴザイマス。ふ〜。尚その "Kings Of Speed Lord Of Light" ですが、ブ〜トというコトでこのディスコグラフィでは対象外とさせて頂きます。いや、
「Space London 1972」 「Glastonbury Fayre Festival」 だってブ〜トなのに載せてるじゃねぇか! などのご指摘もありましょうが、あの頃はまだ若かったというかナニも知らなかったというか・・・スミマセン (逃) 。

2002.06.09. さらに追加
先日 GET した
「Live In Nottingham 1990」 を聴いていたところ、Disc Two の 6.「Out Of The Shadows」 のエンディングでもこのリフを弾いているのを発見しましたので追加しておきます。しかしこの 6.「Out Of The Shadows」 ってヴィデオの 「Live Legend」 のテイクと同じなので、上記のブ〜トより先にこちらを耳にしていたハズなんですが今の今まで気付かなかったとは・・・まぁワタシゃ CD に比べるとヴィデオって日頃あまり観ないので・・・ってわざわざい〜ワケするコトも無いんだよな、別に。



他の WEIRD シリ〜ズ同様に本アルバムの収録曲はオリジナルのカセットリリ〜ス当時は全て未発表曲、未発表曲テイクでした。今となってはかなりの収録曲が他のコンピとダブっていますが、それでも 2.「Masters Of The Universe」 、3.「Welcome To The Future」 、5.「Sonic Attack」 は現在でもココだけライブテイク、8.「Time Of....」 も編集だけの違いとはいえ一応ココでしか聴けませんね。また、これらは今後他のコンピに収録されることもまず無いと思われます。尚、オリジナルのテ〜プ時代も含め本アルバムには収録されませんでしたが、6.「Valium 10」 、7.「Douglas In The Jungle」 、8.「Time Of....」 の "HAWKLORDS" のスタジオアウトテイク 3 曲と同時期のマテリアルとして 「British Tribal Music」 という曲が存在し、後に 「Acid Daze」 (DISC 1-2) 等 のコンピに収録されて陽の目を見ています。

インナ〜シ〜トは 3 つ折りで、内側には '77 年頃のステ〜ジ写真とフラクタル図形 CG のコラ〜ジュが印刷されています。左側に写っているベ〜スはエイドリアン・ショゥですね。解ってるんならちゃんと前半のメンツにクレジットしとけよな、おい。「HAWKVP シリ〜ズ 10 枚買ってフリ〜 CD プレゼントに応募しよう!」 応募用紙&応募券やディスクホルダ〜部分の WEIRD CD ジャケのカタログ、ピクチャ〜ディスクという仕様は他の WEIRD CD と共通。ジャケのイラストは・・・う〜ん 「WEIRD TAPES 1」 よりはマシといったところですか。とはいえ こちら のオリジナルをそのまま持ってきた方がよっぽど良かった、ってのは相変わらずなんですが・・・ 。


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