Compact Disc
ATOMHENGE - ATOMCD 1021 (2010)
Fate Bonus Tracks |
82年にリリースされたアルバム。前作SONIC ATTACK制作までにたまっていたブロックのデモテイクをベースとしてそれを発展するさせたトラックに新曲を加えて制作してされました。同じくACTIVEからのリリース。
ATOMHENGEリリースに伴いボーナストラックが追加。ほぼ全て初出。Angel Voices (Extended Version)は、アルバム本篇冒頭の宇宙船の操縦席のSEですが実際にはもっと長く録音されていて、それを収録。
Harvey's Sequenceはベインブリッジの制作したトラックで、シンセシークエンスのマテリアル。
Fall Of Earth City (Alternate Version With Harvey Bainbridge Vocal)、そのタイトル通り、ベインブリッジがボイスを担当したテイク。
Water Music (Light Specific Data) (Demo)はアルバム本篇のLight Specific Dataというインストの元になったテイク。アルバム本編に対してギターリフのレベルが低め。
Looking In The Future / Virgin Of The Worldは、このアルバムの本編に収録されているLooking In The Futureと前作SONIC ATTACKに収録されていたVirgin Of The Worldは最初のアレンジだと繋がっていたそうで、その構成のトラックです。Lookingの終盤のコーラスがリフレインするところに高音シンセのスローな演奏が続き、そこにVirginのイントロがかぶさってくるという構成です。2曲合わせて10分に及ぶトラックです。かなりゆったりした繋ぎなので、少々悠長な印象ですが、2曲ともロングバージョンとしては初出。
ブックレットのライナーはマーク・パウエル。各曲について明らかになった情報があります。
The Phenomenon Of Luminosityの交信音声は62年、NASAの行なったマーキュリー6号の宇宙飛行士ジョン・グレンと基地との交信とのこと。
Some People Never Dieの緊迫した音声はJFK暗殺時のTVやラジオの音声とのこと。またこの曲でベースを弾いているのはマーク・スパーホウクというUSのホークスファン(78年のホークスのUSツアーでデイヴがギターをプレゼントした彼)がデイヴに送ったデモテープを使用したとなっています。しかしながら、その後Wikiでこの曲での原曲がUSの反戦サイケアルバムのカバーと判明。ON THE SEVENTH DAYというプロジェクトのNUMBER ONEというアルバムに入っているThey Call Me Gunという曲です。Youtubeなどで聴けますので興味のある人は聴いてみてください。ニュース音声みたいな部分は全く同じですし、途中演奏されるパートも同じですので明らかにカバーということになります。ブックレットは、原盤LPに添付されていたブックレットを正方形の体裁に合わせて再現しています。
・オリジナルLP盤のレビュー。
・EXILESさんのDOJOからリリースされたCDのレビュー。
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2017/12/13 update