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HAWKLORDS | HEAVEN'S GATE

SHELLSHOCK - LORDS1019 (2019)

トリロジーの3作目「愛」をコンセプトにしたアルバム。前作までのジェリー・リチャーズ(G/Vo/FX)、ハーヴィ・ベインブリッジ(Key)、デイヴ・ピアース(Dr)、トム・アシュースト(B/Vo)の4名に、あのデッド・フレッド(フレッド・リーヴス)(Key/Vo)が参加。フレッドのジャジーな演奏が加わることで、前作からのライヴ志向にさらに磨きがかかりました。

HAWKLORDS / HEAVEN'S GATE
プラケース。ブックレット。

  1. Isle of the Dead
  2. In Your Eyes
  3. False Gods
  4. Blues at Four
  5. A State of Life
  6. One Way Trip
  7. We Love You
  8. Elegy for the Doctor

Isle of the Dead スリリングなスピードチューン。フレッドのオルガンソロ、ピアノソロをフィーチャー。バイオリンっぽい演奏も聞こえますが、おそらくフレッドのバイオリン。このオープニングからフレッドの存在が楽曲に大きな影響を与えたことを実感します。
In Your Eyes アコギを活用したフォーキーなサイケ。インターバルでのギターソロが良いですね。
False Gods ロックンロール、歌詞もロケンロールと歌ってます。といっても、中間ではかなり曲調は変わり、単純ではありません。フレッドのロックピアノもはまってます。
Blues at Four タイトル通りブルーズ、こういうど真ん中な曲もフレッドがいると直ぐに演れますね。
A State of Life アルバムに必ず1曲は入るサウンドスケープなトラック。心拍音に様々な効果音、電子音、ノイズ。
One Way Trip ブルージーなハードロック、リチャーズとフレッドの共作。後半ヘビーなベースリフに電子音がかぶり呪文のようなコーラス、トランス感が素晴らしい。
We Love You ポジティブ・ソング。ここでもサイケ感のあるコード進行が美しい。
Elegy for the Doctor 終曲に相応しい温かみと優しさのあるたおやかなインスト。

毎年一作のペースを続けて8年、毎作とも前作を凌ぐ完成度としており、バンドとしての充実感を感じます。アルバムはリリースした週、ブリティッシュ・ロック&ヘヴィ・メタルチャートで21位を獲得しました。リリースに伴うツアーはGenerations Tourとして10-11月に実施。ゲストとしてニック・ターナー、デッド・フレッドが参加。この年、70歳を迎えたベインブリッジが不参加でした。その後、公式サイトでもメンバーからベインブリッジの名前が出ていないので脱退したと思われます。


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2020/05/10 update


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