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HAWKLORDS | SIX

SHELLSHOCK - LORDS1017 (2017)

ロン・トゥリーが脱退しコンパクトな4人体制となりました。結成以降メンバーの出入りはあったものの、4人のうち3人は結成からのメンバー。プロデュースは引き続きポール・サンプソンとジェリー・リチャーズ。従来の作風と変わりありませんが、このアルバムはトリロジー(War/Peace/Love)の1作目「戦争」をテーマとした位置付けとのこと。

HAWKLORDS / SIX
プラケース。ブックレット。

  1. Ghost In My Machine
  2. Mind Crime
  3. Base Thing
  4. New Space
  5. Nightside
  6. Whisperer's Downfall
  7. Los Cavatina

Ghost In My Machine 70年代後半のカリズマ期を思わせる滑らかなシンセによるイントロ。リチャーズのボーカルも滑らかでHigh Riseのように朗々と歌います。オープナーにこのような曲を持ってくるあたり、すでに貫禄と言えます。
Mind Crime リフを中心としたハードロック。
Base Thing ほぼインスト、ひたすら反復するリフにギターソロが延々と続くトランシーな曲。ボーカルはリフっぽく歌われます。
New Space 歌入りのメロディアスな曲。中間のシンセソロ、もはやワンパターンですが、やっぱりいいですね。
Nightside 反復されるビートの上で、イコライジング処理されたベインブリッジの朗読と歌部分が交互に繰り返されます。
Whisperer's Downfall 電子音、ノイズなどによるサウンドスケープ。終盤に朗読。
Los Cavatina ワンコード、反復系の大曲。シンセソロやギターソロが展開。ピアースのスティック捌きは正確でキレの良さがあり、それが全体に影響し節度のある演奏となっています。

シンプルな4ピース体制となり、楽曲のまとまり感が上がっています。全体のニュアンスがソフィスケートされた耳ざわりの良いものにシフトしています。元祖ホウクローズがそういう方向性だったので、その点では一致したとも言えますが、リチャーズによると結成時、特に元祖ホウクローズのことを意識してはいないそうです。


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2019/12/31 update


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