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1998.11.04. Upload.

"LIVE SEVENTY NINE"
1980

live seventy nine

CD:CASTLE COMMUNICATIONS/TFO 17/2

1.Shot Down In The Night / 2.Motorway City
3.Spirit Of The Age / 4.Brainstorm
5.Lighthouse / 6.Master Of The Universe
7.Silver Machine (Requiem)

Line-Up



ブロンズレ〜ベル移籍第1弾。'79年のウィンタ〜・ツア〜の録音だそうです。ワタシが購入したのは次作の「Levitation」とのカップリングで2枚組CDでした。いまいちカップリングにする意味が無いような気もしますが。日本盤CD:テイチク/TECP 18018 ではCD1枚にまとめられ、収録時間の都合上からか「Levitation」にスタジオテイクが収録されている2.「Motorway City」が削られているので注意が必要です。

ファ〜ストアルバムに参加した後ホ〜クスを脱退し、いろんなバンドを渡り歩いていたヒュ〜・ロイド・ラントンがリ〜ドギタ〜で復帰。デイブ・ブロックのリ〜ドに比べると、さすがに安定感があるというか、「ロック・ギタ〜」って感じですね。それからキ〜ボ〜ドに元Gong、Crystal Machineのティム・ブレイクが参加。元々キ〜ボ〜ド演奏もシンセによるSEも得意なヒトなんで、何の違和感も無く収まってます。というか天職だと思うんですけど。このヒトの場合。ホ〜クスって。

1.「Shot Down In The Night」はこのアルバムが初お目見えの曲。今のところ3種類のライブ・バ〜ジョンしか存在しないようです。2.「Motorway City」もこのアルバムのライブ・バ〜ジョンがお披露目。この演奏の半年後に、スタジオバ〜ジョンの録音をしたそうです。

5.「Lighthouse」はティム・ブレイクの曲。Crystal Machineの2nd、「New Jerusalem」の2曲目です。まさかこんなトコでライブ・バ〜ジョンが聴けるとは思いませんでした。ちなみに「Orgasmatron」(CD:CARGO CD22)というブ〜トCDに、やはり「New Jerusalem」からタイトル曲の「New Jerusalem」が収録されている様です。この曲、結構長い(LP時代はB面丸々使った1曲)上に名曲なので聴いてみたいのですが、残念ながらCDが見つかりません。

ライブではおなじみの3.「Spirit Of The Age」、4.「Brainstorm」、6.「Master Of The Universe」は、まぁ無難にこなしてるというところですか。ラントンのリ〜ドギタ〜がそこここに入っているため、アレンジが華やかになってますね。ただ、機材の進歩のせいか、ギタ〜の音が大分脂ぎってきました。この辺は好みが別れるところです。ワタシゃ「Space Ritual」の頃の方が好きなんですが。

・・・そしてアンコ〜ルに大ヒットナンバ〜の7.「Silver Machine」。「レクイエム」とサブタイトルが付いていますね。この曲、ノリノリのイントロで始まり、おおいいぞ行け行け!と思っていると、1番をちょろっと唄ったところで「ドッカ〜ン!」。あ。ホントに爆発音が入ってます。で、あとは演奏も客のリアクションも一切なし。コレ、ライブでもこのままやったんでしょうか。客が怒ると思うんですけど・・・。なんでも、「もっとも成功したシングルの亡霊を葬り去るため云々・・・」と解説に書いてあります。

ちょっとその辺の事情など。この間ヒマだったんで、参考文献 1.のデイブ・ブロックのインタビュ〜('92年)をつたない英語力で読んでみたんですが、どうもどうしょうもない奴だったらしいんですね、この曲の作者で、前作でクビになったヴォ〜カルのカルヴァ〜トって。他のメンバ〜の頭痛のタネだったらしいです。で、めでたくクビにもした事だし、「いくら一番売れた曲だからってあんなヤロ〜の曲なんざ2度と演ってたまるか、こうしてくれるワ!」・・・ってトコなんでしょうか。客の方も以外と「おおよくやった、ザマ〜ミロ!」って感じだったかもしれませんね。だとしたら。

このアルバムを最後に、3rd以来永きに渡ってドラムを叩いてきたサイモン・キングが脱退。バンドは後釜にあっと驚く人材を起用して同年、次作「Levitation」をリリ〜スします。


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