このアルバムは、日本でもリリースされました。CHARISMA の当時の日本リリース元、日本フォノグラムからのリリースで、なんと解説には横尾忠則氏も寄稿。結構気合を入れたリリースだったことが伺えます。
なおこのアルバムは後年CD化もされました。NIKT(そのまんま)というレーベルからのリリースでした。ジャケは変更され、ブックレットも再現されず、ライナーはブックレットからの抜粋という形でした。
「スフィンクス」ニック・ターナー
日本フォノグラム RJ-7506 (1978)
さすがにブックレットは添付されませんでしたが、ライナーノーツに縮小されモノクロながら、再現されておりました。
ICUを結成してからも、時折ホークスのステージにゲスト参加、ホークス影響化の BIG AMONGST SHEEP に客演したりとスペースロックへの再接近が頻繁になり、93年にこのアルバムは再録という形で再び登場します。
NIK TURNER'S SPHYNX XITINTODAY
NIKT NIKTCD-333 (1997)
しかもUSAの西海岸のレーベル CLEOPATRA からのリリースで、参加ミュージシャンは同レーベルの抱える元 CHROME のヘリオス・クリードや PRESSUREHEAD の面々。USAの若手ネオ・サイケ、ハードコアのメンツにより、旧作がエネルギッシュに再構成され、アップトゥデイトな作品に仕上っています。ボーナス・トラックでは前述の76年のピラミッド録音のフルート・ソロが収録されています。
この後、このメンバーにやはり同レーベルからソロ作をリリースしていたサイモン・ハウス、さらにはあのジェネシス・P・オーリッジ(元THROBBING GRISTLE、現PSYCHIC TV) も加え、オリジナルな新作 PROPHETS OF TIME をリリース。それに伴い SPACE RITUAL 1994 と名打ったUSAツアーも敢行。ステージにはアラン・パウエルやツインク、カナダに移住していたダトマーも客演、その名の通りホークス・ナンバーがふんだんにプレイされ翌年 SPACE RITUAL 1994 というCDとビデオもリリースされました。ご存知のように、その後日本にも来日、素晴らしいステージを披露しました。
NIK TURNER SPHYNX
CLEOPATRA CLEO21352 (1993)