Video Tape / Digital Video Disc
Top > Gallary > VIDEO/DVD > SOLSTICE AT STONEHENGE 1984
<VIDEO TAPE>
VISIONARY COMMUNICATIONS - JE250 (1993)
<DVD>
20th ANNIVERSARY EDITION
CHERRY RED FILMS - CRDVD56 (2004)
VHS
|
DVD
|
この84年のストーンヘンジの模様は、以前ダイジェストビデオ「STONEHENGE 1984」にロイ・ハーパーやジ・エニドと一緒にホークウインドの演奏は数曲収録されていましたが、今作ではホークスのみとして、より多くのトラックが収録されています。最初にリリースされたビデオテープ(収録時間60分弱)では「STONEHENGE 1984」に対して収録曲は増えてますが、逆に「STONEHENGE 1984」に収録されていたAngels of DeathとBrainstormは収録されてなかったりと不完全でした。
その後チェリーレッドから、それらの不足トラックを加えたDVDが2004年6月に20周年記念版としてリリースされました。収録時間は110分、それでも一部の曲はフェードアウトしていたりします。実際のステージはとても長かったので、フル収録は想定しなかったのだろうと思います。
またこの時の演奏は84年11月に「STONEHENGE THIS IS HAWKWIND DO NOT PANIC」というアルバムにも一部収録されリリースされています。
内容は84年の6月20日、21日にストーンヘンジ・フリーフェスに出演した際の収録。22日も出演していますが、おそらく収録されたのは20日と21日分。同フェスは翌年サッチャー政権により強制停止されてしまいますので、その最後の模様という貴重なもの。ストーンヘンジ・フリーフェスは72年から実施され、ホークスは77年、81年、82年、83年に出演し常連でした。夏至の日はストーンヘンジ外側のヒールストーンから太陽が昇ることで有名で、以前はドルイドが夏至の日に儀式を行ったこともあるそうですが、フェスも夏至の日に行われていました。
この時のバンドメンバーは、デイヴ・ブロック、ハーヴィ・ベインブリッジ、ヒュー・ロイド・ラントン、ニック・ターナーという布陣にアラン・デイヴィが初参加、ドラマーはデイヴィの友人ダニー・トンプソンが担当しました。
82年にRCAとの決別、ドラマーのマーティン・グリフィンの脱退以降ドラマーは複数入れ替わり、クライヴ・ディーマーに落ち着いていましたが、ここではトンプソンが参加、その後ディーマーは継続し時々トンプソンが出るという変則的な体制でした。翌85年の半ばにはトンプソンがレギュラーメンバーに落ち着きます。
この頃はニックがフロントマンに復帰しており、Ghost Danceに代表されるようなプリミティヴかつエネルギッシュなステージでした。正式なスタジオ録音アルバムが作られていないのが残念ですが、この時期の曲調はスタジオよりも断然ライヴの方が良さそうです。
ビデオテープでは最初にフェスのキャンプ地の様子が長めに映っています。半裸で用を足すターナーにハーパーが絡んでいたり、DVDではステージに機材を搬入するブロックが映っていたりと当時のフェスの舞台裏の様子が垣間見えます。
この年ホークスは20日の晩と翌朝夏至の日の出に合わせて出演、22日にも出演していますが、前述しましたようにこのDVDは20日と21日の模様かと思います。Right Stuff終了後、ホークスは翌朝も出演すると告げられています。Dawnからは翌朝の演奏でステージが明るくなっています。
当時のビデオ機材ですので、画質は良くはありませんが、84年当時のホークスのステージがよく分かりますし、映像に残されたストーンヘンジ・フェスの貴重な記録です。
・STONEHENGE 1984(ロイ・ハーパーやジ・エニドなどの演奏も収録しているフェスのダイジェストビデオ)
・STONEHENGE 1984 - A MIDSUMMER NIGHT ROCK SHOW(STONEHENGE 1984同様フェスのダイジェストにドキュメンタリーを加えたもの)
2021/03/01 update