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DAVE BROCK | MEMOS AND DEMOS

HAWK RECORDS - HAWKVP20CD (2001)

DAVE BROCK / MEMOS AND DEMOS
プラケース。ブックレット。なんで猫のイラストなのか分かりませんが、ブロックさんの知り合いの画家なのかもしれません。

  1. Clouded Vision
  2. State Of Mind (inst)
  3. State Of Mind (vocal)
  4. Tune-ing In
  5. Kauai
  6. Morpheus
  7. Find The Right Way
  8. Didn't Have A Probrem
  9. Luna
  10. Love In Space
  11. Surreal Sex Dreams
  12. Just Drifting
  13. Sweet Obsession
  14. Why Is A Raven Like A Writing Desk?
  15. Space Riders And Sex Dreams
  16. Distant Islands

前年の SPACEBROCK から早いインターバルでリリースとなった今作も、そのタイトルが示すようにソロやホークス作品のために録音されたデモ・トラック集。90年代のマテリアルが中心となっているようです。すでに発表済みの曲と初登場曲が混在しており、既存曲についてはアレンジやミキシングが異なっているので、十分楽しめる内容だと思います。

既存曲から紹介しましょう。Clouded Vision、KauaiはDISTANT HORIZONSの同題曲。Find The Right WayはSPACEBROCKのThe Right Way。Surreal Sex Dreamsは同じくSPACEBROCKのSex Dreams、シークエンス・パターンが異なりギターが加えられています。Why Is A RavenもSPACEBROCKのDo You Want This Bodyに酷似しています。ここで聞こえるラップ声はおそらくリズでしょう。Love In Spaceもまたまた登場、ギターのアルペジオとコーラス・パッドが強調されたミックスになっています。Sweet Obsessionはデイヴの1stソロEARTHED TO THE GROUNDに同題曲がありますが、それとは全く別の曲調でCHOOSE YOUR MASQUESのArrival In Utopia風のコード進行になっています。Space Ridersは反復フレーズ曲で、ここの女性ボイスはIN YOUR AREAのThe NazcaのものとSPACEBROCKのSex Dreamsのものを使用しています。Distant IslandsはSPACEBROCKのThe Journeyで、ここではデイヴのボーカルはカットされています。

残りの曲は初登場曲ですが、いずれも何かの曲に似ている部分があります。State Of MindはやはりArrival In Utopiaのコード進行に似ており、先に述べましたこのアルバムのSweet Obsessionのバリエーションと考えられます。Tune-ing Inは一時傾倒したレゲエ風リズム展開になりますね。Morpheusはプリミティヴな打込みリズムが印象的。Didn't Have A Probremもデイヴのソロでは良く使われるコード進行。Lunaは完全な新登場曲ですが、お得意の諸行無常感が漂い聴き所になっています。
いずれにしても、デイヴの個性がよく出たアルバムでホークスファンなら満足いくテイク集となっています。


関連情報

DAVE BROCK Discography

2022/12/18 update


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