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NIK TURNER | LIFE IN SPACE

PURPLE PYRAMID - CLP 0605 (2017)

前作SPACE FUSION ODYSSEYの豪華ゲスト陣から一転、ユルゲン・エングラーを中心とするコンパクトなユニットでの制作。ニッキー・ギャラット率いるへーダースレーベン&現行ブレインチケット、そしてディ・クルップスのメンバーが参加。そしてホークスメンはサイモン・ハウス、ポール・ルドルフ。作風はSPACE GYPSYに見られた従来のスペースロックに戻っていますが、半数の曲は参加メンバーの作曲したものとなっています。

NIK TURNER / LIFE IN SPACE
プラケース、ブックレット。

  1. End Of The World
  2. Why Are You?
  3. Back To Earth
  4. Secrets Of The Galaxy
  5. Universal Mind
  6. Approaching The Unknown
  7. As You Were
  8. Master Of The Universe

ヘーダースレーベンは再結成ブレインチケットとメンバーがかぶっていますが、そこからニッキー・ギャラット(G)、ジェイソン・ウィラー(Dr)、へフェラ・ムーン(Key)、ブライス・シェルトン(B)が参加。そこにエングラーのディ・クルップスからクリス・ライツがキーボードとエンジニアリングで参加。
ブックレットは二つ折りで歌詞の掲載もなく、パープル・ピラミッドの前2作に対して肩の力が抜けた作り。

End Of The World メロディアスなバラード。メロトロンをバックに歌うターナーは年齢を感じさせる声量になってます。間奏はフルート。ルドルフ唯一参加曲ですが、ギターソロはなく、バッキングのみ。
Why Are You? エレキのカッティングのリフを繰り返すホークス調の曲。
Back To Earth アコギの伴奏にターナーのフルート、ハウスのバイオリンが優美なムードを作り出しています。
Secrets Of The Galaxy ノイズと電子音の流れるミドルテンポの重いリフのハードロック。ハウスのバイオリンがここでも活躍。
Universal Mind フォーキーで無常感のある曲調にターナーの朗読風ボーカルとフルートが乗る曲。
Approaching The Unknown キーボードの持続音にフルートやギターの装飾的な音が奏でられる静けさを持ったサイケな楽曲。
As You Were 前曲からの流れでゆったりとしたリズム、上昇していくようなコード進行を持つ曲。徐々にペースアップしていきます。アルバム後半はチルアウトなニュアンスやダウナーな印象の展開。
Master Of The Universe おとなし目のアレンジ。「宇宙の探求」収録バージョンを思わせる感じですが、ハウスのバイオリンがアクセントになっています。ターナーのボーカルはトーンダウンしています。

アルバム全体的に、抑えめな印象で少々物足りない感じはあります。とはいえ、この年齢でコンスタントにアルバムリリースしてくれるのは嬉しいですね。


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2020/04/07 update


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