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1999.08.28. Upload.

"ASTOUNDING SOUND, AMAZING MUSIC"
1976

astounding sound, amazing music

CD:GREFFIN MUSIC/GCD-483-2

1.Reefer Madness / 2.Steppenwolf / 3.City Of Lagoons
4.The Auberglne That Ate Rangoon / 5.Kerb Crawler
6.Kadu Flyer / 7.Chronogllde Skyway
8.Dream Of ISIS / 9.Back On The Street
10.Honky Dorky


Line-Up



偉そうに情報提供(^^;という訳で...

あまりお好きではないそうな(^^; 『Astounding Sounds Amazing Music』 こちらもスキマをお埋めするという感じで...

『Astounding Sounds Amazing Music』は、参考文献 1.のP.132中だけではなく、Griffin Music GCD-483-2が出ています。私は寧ろVirgin盤の方が欲しかったのですが見たことがないです(-_-) Griffin盤の方も私が入手した1997年1月最終週以降、見たことがないです。



(1)

ジャケットはオレンジの髪のお姉ちゃんがラジオを聴いている奴ではなく、立体的なワシのマークとHawkwindロゴが前面に出ているオレンジ/赤基調です。

中には切り抜いてフリスビーみたいに遊んでね、の付録っぽいページや、各メンバーの名前をパロディーにしたよくわからない広告っぽいページのブックレットが入っています。(ポップアート系のアプローチかなと思っていたのですが、Chihiroさんはここらへん全部がSF雑誌『Amazing』の引用だと私に説明されていました。)

作品のクレジット、担当楽器が載っていません。Gilmoreプロデュースとかも書いてありません。(因みに親父はフロイドファン暦27年です。)



(2)

この作品に関しては、「だいぶ集めたな。ではどうも評判の良くない"『絶体絶命』の次"でも買おうか。最近あまり見ないし。何曲かはBOXで聴いているけれど今一つだな、『Kerb Crawer』はひどい曲だな。私だったら間違い無くWorst1だな。」という訳で買ったのです。
何回か聴くと何故だかハマってしまいました。相対的に考えると、新しい音楽を作るのに方向転換が必要だからこの路線も悪くはない、と23年経てば相対的に考えられるのではと思います。但しこれをHawkwindと思ってはなりませんね。

『Reefer Madness』、『Steppenwolf』はポップなロケンローですが、別バンドと思えば納得できます。 Powell/Rudolphのリズムセクションはファンキーな感じで個人的には好きですが、Lemmyの粛清を惜しむ向きには幻滅ものだったのでしょうね。『Reefer Madness』は、Nik大先生のテナーのソロとHouse氏のシンセの掛け合いが聴き所ですね。『Steppenwolf』の方は中盤のCalvert氏のポエトリーリーディングがステージだったらどんな演出していたのかを想像するのもいいかなです。(てゆーか映像残っていないのでしょうか。)House氏のフュージョンっぽい、でもシンセの音響なんかに工夫がしてある『City Of Lagoons』も、Powell作で地味なサウンドコラージュを絡めたファンクなインスト『The Auberglne That Ate Rangoon』も 試行錯誤の産物でしょう。それでも『Kerb Crawler』だけはいただけませんね。『Kadu Flyer』はこの名前のファンクラブがある位ですから名曲だと思います。Nik大先生の歌詞♪I want to fly, I want to be free〜は洒落になっていませんが(^^; シタール(弾いているの誰?)とDaveのオッちゃんのソロが絡むところは文句無くかっこいいし、その後のNik大先生のオーボエのソロが入る後半好き好きです(^^) 『Chronogllde Skyway』は何だか一歩間違えればCamel(^^;ですがタイトル通り色彩感のあるMellotronの音色がいいですね。



(3)

『Chronoglide Skyway』の後におまけの曲が3曲入っています。

『Dream Of ISIS』 変な金属っぽい機械音がサンプリングされて0.2秒位間隔で繰り返す中、ケチャっぽい掛け声とファンクなリズムセクションとパッセージの速いシンセという感じです。この曲は結構新しいことをやろうという意欲を感じるのですが<σ(^^) アイデア的にはちょっとダブ入ったファンクの『The Auberglne That Ate Rangoon』に近いですね。

『Back On The Street』 もうわかり易いロケンローです。でもこの曲なんだか大好きです。歌詞の内容はもろサイバーパンクものです。♪ 99th Floor〜っていうフレーズがこの曲でも出てきます。Calvert氏は好きだったんでしょうね。そう言えばこの曲のタイトルをモジってHW公式URLで世紀末大再結成の記事が書いてありました。(で、実現するのか?)

『Honky Dorky』 この曲要チェキ!でコンピ盤を買った人も多かったかもしれないですね。基本的には『Reefer Madness』の、間奏リフとCalvert氏の掛け声を繰り返した感じの曲です。



1999.10.07. 追加
本アルバムのアナログ盤時代は表ジャケにこの GRIFFIN 盤のジャケ、裏ジャケに Virgin 盤 CD のジャケが印刷されていたとのことです。また、この GRIFFIN 盤のブックレットは当時のインナ〜スリ〜ブからの抜粋とのこと。HAWKWIND DAZE 管理人 様より その辺の情報を頂きましたので掲載致します。

「"ASTOUNDING" は、オリジナルの LP ジャケを見ると、実はこっち側が正面になっています。それで GRIFFIN サイドはこちらをメインとしたのではないでしょうか。とはいえ、一般的に有名なのは Virgin 盤 CD のジャケですね。当時のCHARISMA のアドもそちら側 (Virgin 盤 CD のジャケ) を使用しています。LP のインナースリーブは全面に冗談広告が散りばめられていますが、GRIFFIN 盤ではその中のメンバーの名前が出ている部分のみを抽出しています。」



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