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1998.11.13. Upload.

"DISTANT HORIZONS"
1997

distant horizons

CD:EMERGENCY BROADCAST SYSTEM LTD/ESCD 139

1.Distant Horizons / 2.Phetamine Street
3.Waimea Canyon Drive / 4.Alchemy
5.Clouded Vision / 6.Reptoid Vision
7.Population Overload / 8.Wheels
9.Kauai / 10.Taxi For Max
11.Love In Space

Line-Up



前作を最後に、アラン・デイヴィがまさかの脱退。「Alien 4」から参加していたヴォ〜カリストのロン・トゥリ〜にベ〜ス、オ〜ディオ・ジェネレ〜タ〜を兼任させ、新たにギタ〜、ヴォ〜カル、キ〜ボ〜ド・プログラミング、キュ〜ベ〜ス・シ〜ケンシング(パソコンのシ〜ケンサ〜の事でしょう)担当のジェリ〜・リチャ〜ズを迎え、久々にツインギタ〜編成になっての新作です。現時点での最新作。

よく、「ライブ盤を出した後は音楽性が変わる」、といわれますが、今回のホ〜クスはまさにその通り。いい方に変わってくれればいいのですが・・・うう、苦しい、言いたくないですが、ワタシに言わせりゃ「不調」です。

音の感触がドライになり、彼ら独特のスペイシ〜感が後退してしまっています。あれ。どこかで書いたような気が・・・あ。カルヴァ〜トがヴォ〜カルを仕切り始めた「Astounding Sounds Amazing Music」で書いたんだっけ。あの時もあれから長いコト絶不調になったんだよな・・・今回もヴォ〜カルのトゥリ〜が幅を利かせてきてるみたいだし、トゥリ〜の唱法ってカルヴァ〜トそっくりだし、ちょっと今後が思いやられます。別にトゥリ〜を責めているワケじゃないんですが。 しかしこの音のドライさは・・・ほとんどリバ〜ブ使ってないって感じです。電子音の出番も少なくなり、6.「Reptoid Vision」なんかほとんど出番ナシです。前作のスペイシ〜感はどこに行った。それとももうスペイシ〜路線は飽きてしまったんでしょうか。

新加入のリチャ〜ズはチャドウィックと一緒に4.「Alchemy」と8.「Wheels」を作曲しています。結構達者なギタリストみたいですね。この辺もあまり行き過ぎるとラントンの時みたく、ハ〜ドロック化が進むんだよな・・・なんか心配要因ばかりですけど。ま、4.「Alchemy」とか聴く限りじゃかなりヒネたリフを弾くみたいなんで、要観察、ってトコですか。でも8.「Wheels」なんか電子音が無きゃタダのハ〜ドロックに聞こえるし・・・

9.「Kauai」に見られるハワイ系(?)のタイトル、曲間に何度も挿入される波の音、例のハワイ計画を実行して、「Space Ritual」から「Earth Ritual」・・・つまり宇宙から地上に降りてきたんでしょうか。ホ〜クスには宇宙を飛び続けていて欲しかったんですけどね。まあ飽きるか、前作、前々作であれだけやれば。

9.「Kauai」はブロック様作曲のキ〜ボ〜ド主体の曲です。ブロック様、以前からこういう曲はやっていたんですが、なんか今回は違うぞ!なんかこう、たおやかというか安穏というか・・・さめざめ感がない!これじゃタダのニュ〜エイジですよ、ブロック様。ま、10.「Taxi For Max」(これもブロック様の曲)で毒気も見せてくれますが・・・続く11.「Love In Space」でまたニュ〜エイジっぽくなってしまうし・・・南国ボケかなぁ。この曲、前作「Love In Space」じゃすごくいい曲だったのに・・・。

というワケで、次作に責任転嫁したいと思います。頼むよホ〜クス。「あんな失敗作あったよな」と笑って話せる様にして下さいませ。

ところで、曲のクレジットは11曲になっているのですが、プレ〜ヤ〜で再生すると10曲分しか表示されません。これは9.「Kauai」と10.「Taxi For Max」がまとめて1曲にマスタリングされてしまっているためです。結果、11.「Love In Space」は10.と表示されます。ご注意を。マスタリングまで南国ボケか・・・。バンドの南国嗜好 (?) はまだまだ続き、あっと驚く人材起用で翌 '98 年、次作となる 「In Your Area」 をリリ〜スします。しかし・・・。


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