Compact Disc/Blu-ray
Top > discography > 2025 > HALL OF THE MOUNTAIN GRILL 7CD/2BLU-RAY LIMITED EDITION BOX SET
ATOMHENGE - QATOMCD91060 (2025)
74年の5thアルバム『永劫の宮殿』(以降『宮殿』と記載)もアトムヘンジによりボックス化されました。サイモン・ハウス(Key/Vn)の加入によりプログレ感の高まった作品。アルバム本編はマルチトラック・テープが見つからなかったようで、ステレオマスターからのリマスター及びデ・ミックスによるサラウンド化。
加えて当時の3公演(シカゴ公演は既発、エドモントン、クリーブランドは初出)が収録されました。このライブを経て『宮殿』が制作された背景から『祭典』→『宮殿』に至るバンドの変化を捉えた記録とも言えます。以下のレビューでも触れていますが、クリーブランドの音質が極めて良く素晴らしいです。ここまでクリアなこの時期のホークスライブが聴けるのは感動です。
ライブ収録のエンジニアはロイ・トーマス・ベイカーです。彼はこの頃ロバート・カルバートの1stソロのプロデュースも行っています。奇しくも本年4月に鬼籍に入られました。

厚手のペーパーボックス。

同梱物。ボックス裏面、ブックレット、ディスクホルダー、ブルーレイを収めたスリーブ。

ディスクホルダーの内側。CD7枚が収まっています。

ブックレットにはロバート・ゴッドウィン氏の詳細なライナーや資料画像が満載。
| CD ONE HALL OF THE MOUNTAIN GRILL - REMASTERED
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Bonus tracks
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| CD TWO LIVE AT EDMONTON SUNDOWN - 25TH JANUARY 1974 PART 1 Previously Unreleased
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CD THREE LIVE AT EDMONTON SUNDOWN - 25TH JANUARY 1974 PART 2 Previously Unreleased
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| CD FOUR "THE 1999 PARTY" LIVE AT THE AUDITORIUM THEATRE, CHICAGO 21ST MARCH 1974 PART 1
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CD FIVE "THE 1999 PARTY" LIVE AT THE AUDITORIUM THEATRE, CHICAGO 21ST MARCH 1974 PART 2
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| CD SIX "THE 1999 PARTY" LIVE AT ALLEN THEATRE, CLEVELAND 22ND MARCH 1974 PART 1
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CD SEVEN "THE 1999 PARTY" LIVE AT ALLEN THEATRE, CLEVELAND 22ND MARCH 1974 PART 2
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| DISC EIGHT - BLU-RAY: "HALL OF THE MOUNTAIN GRILL" 96 Khz/24-Bit 5.1 Surround De-Mix By Stephen W Tayler & Remastered Original Stereo Mix
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DISC NINE - BLU-RAY: "THE 1999 PARTY" LIVE AT ALLEN THEATRE, CLEVELAND 22ND MARCH 1974 96 Khz/24-Bit 5.1 Surround Mix & Stereo Mix By Stephen W Tayler
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今作もブックレットにはロバート・ゴッドウィンの超詳細な記事やマルチトラック・テープのケース写真が掲載されていて、色々な発見がありました。
・『宮殿』本編のマルチトラック・テープは未発見と思われます。従来ステファン・W・テイラーの新リミックスが必ず行われていましたが、今回はそれが無くリマスターのみ。5.1chサラウンドは2chのマスターからデ・ミックスして作られました。
※デ・ミックス:2chやモノラルの素材からAI解析でマルチトラックに分離する技術
・サイモン・ハウスのオーディションを兼ねたエドモントン・サンダウンのギグは74年1月25日、26日と2日行われたということ。
・今回フル収録されたギグは初日の方で、ハウスは様子見ということでほとんど演奏していないこと。
・2日目はロイ・トーマス・ベイカーがプロデュースで関わり、ハウスは演奏に参加。シングルに収録される「It’s So Easy」アルバムに収録される「You'd Better Believe It」「Paradox」がレコーディングされた。『宮殿』のクレジットではT.ベイカーが関わったのは「You'd Better Believe It」のみの記載でしたが、上記3トラックに関わっていた。
・なお2日目は他に「The Watcher」「ニックの曲(タイトル不明)」も録られたようですが、これは未収。2日目はギグが丸々収録された素材は未発見と思われます。よって丸々収録された初日が今回収録された。
今回収録された3つのライブはいずれも『宮殿』レコーディング前であり、これらのツアーを通してS.ハウスがバンドに馴染んだ上でアルバムが制作されたことになります。
オリジナル・ステレオ・マスターテープからの新リマスター。従来のリマスターに比べて、繊細さ、分離感が増しクリアになった印象です。
メンバーはデイヴ・ブロック(G/Vo/Key)、ニック・ターナー(Sax/Fl/Vo)、デル・ダットマー(Syn)、レミー(B/Vo)、サイモン・キング(Dr)、サイモン・ハウス(Key/Vn)。
「You'd Better Believe It」『Paradox』はエドモントン2日目の収録ですが、R.ゴッドウィンの解説ではバイオリンは後からオーバーダブされたとあります。シンセソロやメロトロンなどもやはり後から加えたと思われます。
ボーナストラックは全て既出ですが、「It’s So Easy (Studio Version)」「You'd Better Believe It (Rockfield Studios Version)」「Wind Of Change (Alternate Version)」の3トラックは、マルチトラックからS.W.テイラーがリミックスを行なっています。これらのアウトテイクスは以前EMIが権利を持っていた時にコンピレーション盤『PARALLEL UNIVERSE』(2011)に初収録されました。それとはミックス違いとなります。
It's So Easy (Studio Version) この曲の初登場はシングル「Psychedelic Warlords (サイケデリック戦士)」(1974)のB面に収録されたエドモントン・テイクでした。このトラックはスタジオ収録されたもの。前述の『PARALLEL UNIVERSE』では73年5月録音と記載されていますが、今作では73年9月9日とされています。日付まで記載されているので今作の方が信憑性が高そうです。ハウス参加前のテイクですが、バックでオブリガード風にシンセが演奏されています。ダットマーかブロックが演奏しているのかと思います。6分に渡る長尺でサイケ&ヒッピー感あふれる雰囲気で次曲と共にこの時期を代表するナンバー。
You'd Better Believe It (Rockfield Studios Version) 73年11月1日録音とされており、これは『PARALLEL UNIVERSE』でも11月となっていますので、合致。この時期に次作のためにレコーディングしたものと思います。ブロックとレミーのデュエットが楽しそうです。『宮殿』ではエドモントン・テイクの方が採用されたのでお蔵入りしてました。
Wind Of Change (Alternate Version) 74年5月13日の録音とされ同様に『PARALLEL UNIVERSE』の記述と合致。時期場所ともにアルバム本編を収録している時期のもので、教会風のオルガンの厳粛な進行が特徴的。ブロックのギターソロが長々と続くもので、まだ発展途中という印象。
以降はリマスターされたシングルバージョンが収録されています。
It's So Easy (B-Side) 前述したシングルPsychedelic Warlords」のB面。エドモントンの2日目(1/26)収録のテイクにメロトロンなどオーバーダブを施して作ったものと思います。このメロトロンのメロディーが立っており、スタジオ版とはかなり印象が違います。
Psychedelic Warlords (Disappear In Smoke) (Single Version) そのシングルのA面。アルバムバージョンを編集してショート版に仕上げたもの。全編に爆音で流れるメロトロンが新生ホークスの印象を強烈に印象づけています。カッコイイですよね。
You'd Better Believe It (Single Version) ドイツでのみリリースされたシングル。アルバム版をショート化。このトラックもエドモントンの2日目のテイクにオーバーダブして仕上げたもの。
Paradox (Single Version) 上記のB面。これもA面同様エドモントン2日目のテイクをショート化したもの。
74年1月、ロンドンのエドモントンでのギグ。25日収録のもの。参加メンバーはデイヴ・ブロック、ニック・ターナー、ロバート・カルバート、レミー、サイモン・キング、デル・ダットマー、サイモン・ハウス。特筆すべきはカルバートが参加していること。ハウスは前述したように、この日は様子見で少しだけ演奏したが、ほとんどの間楽屋にいたそうです。録音はパイ・モービル・スタジオを使用。S.W.テイラーのミックスではギターは右チャンネルに定位させています。
Introduction MCはおそらくアンディ・ダンクリー(マルチトラックにandyの記載から推測)。続いて女性のアナウンス。ゴッドウィンによるとティモシー・リアリーの恋人だったジョアンナ・ハートコート・スミスのスピーチテープが流されます。当時リアリーはジェファーソン・スターシップやホークウィンドを自身の思想に関連する重要なバンドとして捉えていました。
Brainbox Pollution ブロック作。73年のシングル「アーバン・ゲリラ」のB面曲。この時期のステージ・オープニング定番曲でした。ギターは右寄りに定位、電子音がかなり大きくミックスされています。ライブならではのラフだけどノリの良さがいい演奏。
It's So Easy ブロック作。この時点では新曲。ギターの木霊するイントロが印象的。ブロックのリードボーカルは伸びやかで、レミーのバックコーラスとの掛け合いもいい感じ。9分にわたる長尺となっています。
You Know You're Only Dreaming 『宇宙の探究』(1971)に収録されていたブロック作の幻想的なナンバー。
America カルバート作の朗読曲。曲としては初出。バックは電子音、ギターのスクラッチ、ベースのアドリブなど。終盤、ギターのコードが鳴りつつ、次曲になだれ込みます。
Brainstorm ターナー作の定番中の定番。ターナーのリードボーカルの後ろでカルバートの絶叫も聴こえます。ワウのかかったマシンガンギターも冴え渡っています。中間部のレミーのベースソロも聴き物で、そこからAメロに戻る流れのスピード感が素晴らしい。いや、こんな音源が公開されてファン冥利に付きますね。『宇宙の祭典』時期は終盤スローパートがありましたが、ここでは次の演奏につながります。
Seven By Seven ブロック作のブルージーな曲。シングル『シルバー・マシーン』のB面曲で『祭典』でも演奏されていましたね。ここでも電子音が大きめなミックスで良いですね。中間部のカルバート朗読もキメてます。
The Watcher レミー作『ドレミファソラシド』(1972)に収録されていた彼らしいナンバー、もちろんボーカルも本人。リードギターのようなベースが牽引する曲。キングのドラムが小気味よいキレを見せます。
The Awakening 『祭典』に収録されていたカルバート朗読曲。ボイスやサックスを変調したような音も聴こえます。
Paradox これもこの時点で新曲。ブロック作の諸行無常系。中間部はヘビーリフに変化。翌日の演奏が『宮殿』に収録されますがこちらのテイクはよりパワフルでギターソロが強調され、終盤に向けてのヘビーな盛り上がりが秀逸。
You'd Better Believe It 新曲が続きます、ブロック作。同様に翌日の演奏が『宮殿』に収録。イントロのシンセはオーバーダブではなく、ステージでも演奏されてたことが分かります。左チャンネルでは音量は小さいのですがシンセの演奏が聴こえます。
D-Rider ターナー作のバラード風ナンバー。『宮殿』にはスタジオ録音版が収録され、メロトロンの音が全体を包んでいますが、ここはそれが無く、ターナーのボーカルが生々しく聴けます。
Sonic Attack 続いて『祭典』に収録されていたムアコック作詞の朗読曲。カルバートがリードをとり、レミーらがバックで合いの手や叫んだりします。ドラムが入ったり、パワフルな印象。
Master Of The Universe ステージは終盤、ターナーの名曲。『宇宙の探究』から。中間ギターソロが入りますが、ターナーのサックスはほとんど聞こえません。
Welcome To The Future 前曲とのセットの構成はこれまで通りです。カルバート作。
Orgone Accumulator アンコール。カルバート作、ボーカルも本人。中間レミーのベースソロが続き、ボーカルの掛け合いが入るアレンジ。いつの間にかファーストアルバムの「Seeing It As You Really Are」のフレーズになっていきます。
You Shouldn't Do That アンコール2曲目は『宇宙の探究』から。ターナー、ブロック共作。マシンガンギターのリフが続き、次曲へ。
Silver Machine 曲はこのヒット曲に変化。リードボーカルはレミー。この時期のライブテイクはほとんど無いのでとても貴重。ライブらしいドライブ感がいいですね。最後の挨拶はブロック。
エドモントンを含む英国ツアーは2月18日まで実施され、3月1日から2度目の北米ツアーが開始されました。以前3月21日シカゴでのギグは『THE 1999 PARTY - LIVE AT THE CHICAGO AUDITORIUM』(1997)としてリリースされました。今作でもこの公演は収録されました。レコーディングはトーマス・ベイカーがシカゴのパラゴン・レコーディングを使って実施。S.W.テイラーによって16chマルチトラックから新たにミックスし直されて、全体にクリアになっています。エドモントン同様ギターは右チャンネル。ハウスはここまでに20公演出演しており十分に馴染んできた頃と思われ、シンセ、バイオリンの演奏を聴くことができます。ハウスのバイオリンはセンターで鳴っています。ターナーのサックス、フルートは左チャンネルですが、音量やや低め。
Introduction〜Standing On The Edge 電子音の流れる中MCに続き、ターナーによるムアコック詞の朗読が行われます。この曲は翌年のアルバム『絶体絶命』に収録されることになります。
Brainbox Pollution ギターのリフに加えてハウスの弾くポルタメントのかかったシンセが左チャンネルで聴こえます。ハウス加入の影響が感じられる演奏。
It's So Easy エドモントンの演奏に比べてヘビーさが増した演奏。ハウスはハイ・タイドを思わせるようなロック・バイオリンを演奏。1stアルバムではヒュー・ロイド・ラントン(G)がソロプレイを演奏していましたが、それ以来の弦楽器のソロ・プレイヤーの加入で演奏に幅が出てきています。
You Know You're Only Dreaming 左チャンネルのフルート、右チャンネルのギターでブロックとターナーの演奏が主体。
Veterans Of A Thousand Psychic Wars ムアコックの詞をターナーが朗読。この曲は『絶体絶命』にも収録されず、ライブのみのテイク。
Brainstorm もはや安定の定番ナンバー。中間部のブロックとレミーの演奏は鬼気迫るものがあります。
Seven By Seven ターナーはフルートを主に演奏。中間部の朗読はターナーが行っています。サビのコーラスはブロックとレミー、メロトロンが包むように鳴ってシンフォニック感が出てます。
The Watcher ハウスの弾くメロトロンがアレンジの肝となっていて、テイラーのミックスでも大音量で鳴ってます。ギター、フルート、シンセノイズと渾然一体となった演奏は新しい魅力。
The Awakening ここでも朗読はターナー。レミーが合いの手を入れてます。ダットマーにハウスが加わると電子音は重厚になっています。
Paradox ここでもメロトロンが全体を包み、哀愁感を増長しています。
You’d Better Believe It 間奏の盛り上がりでは、ワウのかかったサックスが左、ダットマーのシンセも左、ギターは右、ハウスのバイオリンはセンターで演奏されています。
Psychedelic Warlords 新曲として登場。後に収録されるスタジオ版同様、バックのメロトロンが爆音で鳴っています。終盤ではターナーのワウサックス、レミーのベースなどが聴きどころ。
D-Rider イントロはターナーのワウ・サックスソロ。Aメロの後のメロトロンの混声コーラスもライブでもしっかり演奏されています。
Sonic Attack ターナーをメインにレミーがサブで朗読を展開。キングのドラムが積極的に介入しています。
Master Of The Universe シンセの低音のロングトーンが新機軸。これは以降もハウスが多用します。
Welcome To The Future ここでのメインMCはレミー。
シカゴの翌日の演奏。録音機材は同じくパラゴン・スタジオのもの。レコーディング2日目ということもあり、より安定したクリアな録音内容となっています。ゴッドウィン氏も指摘していますが音質は驚異的に良いです。以下、各曲レビューはシカゴと比べて顕著なテイクのみ記載しました。
Introduction〜Standing On The Edge 最初のシンセの重低音が良いですね。ボーカルもよりクリアです。
Brainbox Pollution サブメロディを弾いているシンセや電子音もクッキリしています。シンセソロの演奏もより積極的になされているようです。
It's So Easy イントロのギターとシンセの組み合わせも良い感じで録られています。ワウのかかったバイオリンもクッキリです。
You Know You're Only Dreaming シカゴではまり聴こえなかったシンセのソロが聴こえます。リリカルな印象になりますね。
Brainstorm こちらも同様にシカゴでは埋もれていたシンセ類の演奏が明瞭になっています。中間のマシンガンギターの突っ走りに対してシンセが被ってくるところなど新鮮です。
Seven By Seven 間奏のメロトロンなどやはりよく聴き取れます。
The Watcher ベース音、ドラムの粒立ちが良く、メロトロン、ギターとの絡みが鮮やかに再現されます。
Paradox メロトロンのストリングス音が途切れ途切れになっているように聴こえます。中音域のオルガンのような音が持続しています。演奏は素晴らしいです。
You’d Better Believe It 間奏はワウ・バイオリンのソロ、高音の甲高い金切りがやはりハイ・タイド。
Psychedelic Warlords ブロックのギターソロが積極的に演奏されています。後半はインスト風にコード進行で進みます。
D-Rider イントロからメロトロンの混声コーラスが使われます。
Master Of The Universe ギターソロ、サックスソロ、電子音、シンセソロと聴き取れます。
Orgone Accumulator アンコールとして演奏されます。この曲はシカゴ公演には収録されていませんので嬉しいプレゼント。この曲でのターナーのリードボーカルは珍しい。シンセアドリブ、バイオリンソロなどが展開されます。後半はターナーのボイス・パフォーマンスと共に「Seeing It As You R-eally Are」になりテンポアップ。
ここまでで十分満足ですが、ブルーレイのサラウンド版に移ります。
これまでのS.W.テイラーのサラウンド化では、合わせて2chステレオの新ミックスも制作されてきましたが、今回はそれがなく5.1chについてはデ・ミックスの記載があります。この理由の記載はありません。元々のマルチトラックテープが発見できなかった、あるいは程度が悪いなどの理由かと思われます。デ・ミックスについては上記したように2chのマスターからAIが解析をかけてデジタルでマルチトラックに振り分ける技術です。
Psychedelic Warlords 冒頭のシンセの唸り音は前後左右から、ギターのカッティングは前の左右、ベース、ドラムは前方。メロトロンは後左右。ボーカルは前中央、そして前左右にも振り分け、残響分は後左右。ベースのディストーション音は後左右。サックスは前中央左右。終盤の高音のホワイトノイズは前後左右で回転。
Wind Of Change イントロのオルガンは前左右、続くメロトロンは後左右。パーカッションは前中央左右。ドラム、ベースは前。バイオリンは前左右、後は残響分。終盤のオルガンは前後左右。
D-Rider カッティング・ギターは後左右、サックスは前。ボーカルは前左右。残響分は後左右。リズム隊は前。フェイズ・メロトロンは前後左右で後ろが大きめ。電子音は前後左右動いています。この曲は特にサラウンドに合います。
Web Weaver アコギは前左右、後左右は小さめ。ピアノは後左右。電子音は前後左右飛び交います。エフェクトまみれのギターは前左右。リズム隊は前。
You'd Better Believe It 冒頭のシンセは前後左右。ギターは後左右。リズム隊は前。ボーカルは前後左右。
Hall Of The Mountain Grill ピアノは前後左右、前が大きめ。メロトロンも前後左右、後ろが大きめ。バイオリンも前後左右。
Lost Johnny リズム隊は前、ボーカルも前左右。ギターは後左右。シンセは前後左右。リードギターは前左右、後も若干鳴っています。
Goat Willow シンセの持続音は前後左右、カリンバ風の音も前後左右、パーカッションも前後左右で分けられています。ハープシコード風の音は前。フルートも前後左右。
Paradox カッティングギターは前後左右で前大きめ。ボーカルも前後左右、メロトロンは後左右。リズム隊は前左右。
ホークスはその音楽性からサラウンド化には本当に適しています。今回はマルチトラックからではないので、あえて2chの新ミックスを作らなかったのは正解と思います。
3つのライブの中でこれを選んだのは、やはり最も元の音質が良いからだと思います。これも正解ですね。各曲ごとに大きな変化はつけておらず、基本2ch版をベースにライブなので、ほとんどの音は前方から流すという考え方です。残響成分や電子音、シンセ、バイオリンなどを後メインで鳴らすという手法がとられています。その点でステレオだと聴き取りにくいシンセ類がリアでしっかり聴けるというメリットがあります。
・オリジナルLP盤(1974)のレビュー
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・CD初回版EMI premier(1996)のレビュー
・74年USツアーのライブアルバムTHE 1999 PARTY LIVE AT THE CHICAGO AUDITORIUM(1997)のレビュー
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2026/01/08 update