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Compact Disc

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LEVITATION (3CD EXPANDED LIMITED EDITION)

ATOMHENGE - ATOMCD 3016 (2009)

LEVITATION (3CD EXPANDED LIMITED EDITION)
3CD、ペーパーボックス、ペーパースリーブ、ブックレット。
ポストカード3枚付属。ボックスはクラムシェルの手前から上に開くタイプではなく、右端を持って左側に開くタイプ。
LEVITATION (3CD EXPANDED LIMITED EDITION)

Disc 1
LEVITATION THE ORIGINAL ALBUM
  1. Levitation
  2. Motor Way City
  3. Psychosis
  4. World Of Tiers
  5. Prelude
  6. Who's Gonna Win The War
  7. Space Chase
  8. The 5th Second Of Forever (From The Film)
  9. Dust Of Time

HAWKLORDS ROCKFIELD SESSIONS 1979

  1. Valium 10 (Full Version)
  2. Time Of
  3. Who's Gonna Win The War (Hawklords Version)
  4. Douglas In The Jungle
  5. British Tribal Music

HAWKWIND

  1. Nuclear Toy
  2. Who's Gonna Win The War (Single Version)
  3. Brainstorm (Live 1980) (Previously Unreleased)
Disc 2
LIVE AT LEWISHAM ODEON 18TH DECEMBER 1980
  1. Technicians Of Spaceship Earth / Levitation
  2. Motor Way City
  3. Death Trap
  4. Angels Of Death
  5. The 5th Second Of Forever / Dust Of Time
Disc 3
  1. Running Through My Back Brain (Messages)
  2. Dangerous Vision
  3. Who's Gonna Win The War
  4. PSI Power
  5. Shot Down In The Night
  6. World Of Tiers
  7. Space Chase

3枚組CDの内訳は、Disc1にアルバム本編、アルバムからシングルカットされたWho's Gonna Win The War?のEP両サイド。加えて79年の前半に録られたHAWKLORDSのスタジオテイク。Disc2-3に展開されるのは80年12月、ロンドンのルイシャム・オデオンでのライブテイクという構成。
このリリースにより、今までFLICKNIFEのZONES、STOHENGE THIS IS HAWKWIND DO NOT PANICなどに収録されていたジンジャー・ベイカー&キース・ヘイル参加のギグテイクは、このルイシャム・オデオンのテイクが分散収録されていたことが判明。そして曲順はここでの流れがセトリにほぼ忠実だと思われます。さらに嬉しいのは、完全な初出トラックが含まれている点です。

Disc1のボーナス、HAWKLORDSのスタジオデモROCKFIELD SESSIONSは、この時点でカルバートが脱退しており、メンバーはブロック、キング、ベインブリッジ、スインデルズの4名での演奏。どのテイクもWEIRD 102やFLICKNIFEのコンピ、ANTHOLOGY系などに収録されたことがあるトラック。ひねったリフやラフな演奏が多く試行錯誤しているような感じで、今ひとつ抜けて来ない曲が多いですね。
HAWKWIND名義のNuclear ToyとWho's Gonna Win The War (Single Version)は、7インチシングルの両サイドのトラック。
そしてもう1曲のBrainstorm (Live 1980)は未発表トラック。80年のライブということで、日付の記載がないのでDisc2-3のテイクとは異なる日のようです。なかなかの熱演ですが、残念ながらフェードアウト。

そして注目のDisc2 LIVE AT LEWISHAM ODEONですが、セトリと比較するとまず最初のTechnicians Of Spaceship Earth / Levitationはステージのオープニング、このテイクはSTONEHENGE THIS IS HAWKWIND DO NOT PANIC(長いので以降STONEHENGEと表記します)が初出のカッコいい演奏。続いてMotorway Cityもセトリ通り。このテイクはZonesにも収録されていましたが、フェードイン、フェードアウトのエディットですが、ここでは最初から最後まで聞くことができるという点では初めてです。
Disc2のDeath Trap以降The 5th Second Of ForeverまではSTONEHENGEに収録してされたトラックと同じです。The 5th Second Of ForeverはSTONEHENGEではCirclesというタイトルでした。続くDust Of Timeが初出です。ライブではブロックのボーカルが厳しそうですが、前曲との繋がりが自然なので、STONEHENGEでの曲順はエディットされていたと思われます。

Disc3に移ると、ZONESでの既出トラックのRunning Through My Back Brain (Messages)、Dangerous Vision。この繋がりはセトリと異なるのでエディットされているかもしれません。他の曲での演奏はあまり冴えないヘイルですが自作曲のDangerous Visionは名曲で演奏も良いですね。終盤余韻を引きずりながらWho's Gonna Win The Warに続きますがこの流れも自然で、実際はこうだったのかと。そして気がつけばWho's Gonna Win The Warも完全な未発テイク。後半、ラントンの演奏がかなり長く続きます。
STONEHENGEではオープニング収録されていたPSI Powerへの繋がりもセトリ通りのようです。続くShot Down In The NightもSTONEHENGEに既出トラック。繋がりはエディットされているかも。
World Of TiersはANTHOLOGY VOLUME Iに収録されていたトラック。最後のSpace ChaseはSTONEHENGEに収録されたトラック。この辺りの曲順はセトリと異なっているのでエディットされているかも。

そもそもネット上にあるセトリも正しいのか、分かりません。せっかく収録し直すのであれば、ギグの演奏のまま入れるのが妥当だと思いますが、それに関しての記載はありません。収録された曲以外にSilver MachineやMaster Of The Universeなどもやっているはずですが含まれていません。10月のブレイク在籍時のブートでは演奏していました。ということで、Disc2-3はステージ完全収録ではないのは、もともと全て残ってないとか、何か理由があるのかもしれません。でも未発トラックも含まれているし、概ねセトリに近いと思われますので十分楽しめる内容です。


関連情報

・このアルバムの国内盤「レヴィテイション」のレビュー

・オリジナルLP盤のレビュー

・EXILESさんのレビュー

・7インチシングル盤Who's Gonna Win The War?/Nuclear Toyのレビュー



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2017/11/18 update


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