LEVITATION
BRONZE BRON 530 (1980)
初回は限定盤のブルーのカラー・ビニール。シングル・ジャケット、インナー無し。
Side 1
Levitation
Motor Way City
Psychosis
World Of Tiers

Side 2
Prelude
Who's Gonna Win The War
Space Chase
The 5th Second Of Forever (from the film)
Dust Of Time
夏に発売された前作 LIVE 1979 が絶好調の中、期待されていた新生ホークスのスタジオ収録アルバムが早くも11月にリリース。この年は前年11、12月に行われた新生ホークスのライブ・テイクをライブ・アルバム (LIVE 1979) として編集発売、前半はブロックのスタジオ・ワーク(のちに WEIRD TAPES として発表)と、この新作の構想に費やされ、ギグはほとんど行われませんでした。さらにキングがバンドを脱退、プロとして活動することに懸念を感じていたそうです。ラントンの奥さんが元クリームのジンジャー・ベイカーのマネージメントで働いていたことから、彼女が本人に声をかけたところセッションし参加が決定。アルバムは7、8月に録音が行われました。デジタル・マスタリングが施され音質はクリアです。ヘッドフォン・アルバムという表記が出ています。先のツアーで披露された新曲 Levitaion、Motorway City を含み、ベイカーの手数の多い特徴的なドラミング、ラントン、ブレイクの2人のソロ・プレイヤーのスリリングなプレイが聴ける好盤となりました。静と動のバランス、全体の流れが計算され完成度が高く、傾向は変化しつつもボルテージの高さからか、発表時ブロックは相当の自信を持っていると語っていたようです。リリースに先駆けて全英ツアーは10月より開始、12月まで続けられました。
このツアーのプログラムはこちら。
チャートも21位と健闘。オープニングの Levitation 間奏部見られるように、反復フレーズによる高揚感が復活。ブレイクのシンセもかつての電子音乱舞の再来。またライブ同様、リード・ボーカルはブロックのみという、シンプルなスタイル。
しかし人事にまたしても波瀾が。まずブレイクがそのロング・ツアーについていけずに脱落。代役はバンドの旧友ツインクがキーボード担当でステージに上がりました。ツインクは5回ほどギグに参加。レギュラー・キーボードとしてキース・ヘイルが加入します。翌年、2月ベイカーが旧友ジャック・ブルースと再会したのをきっかけに、ベインブリッジをクビにして、ブルースを入れたいと物議を。ブロックは、のちに「ベインブリッジをそんな理由で辞めさせることはできなかった」と語っています。激昂したベイカー、ヘイルを連れバンドを辞め、ホークスの名でイタリア・ツアーをしてしまいます。「これは成功しなかった」とブロックは言ってました。ベイカーはあまりに有名なため、当時メディアは彼を中心に取り上げていたこともありました。
ただし反発するような記事も。
ヘイル在籍中のライブ・テイクやスタジオ・テイクが収録されていた事実が後年 ZONES などに収録されることで判明しました。