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NIK TURNER | I DO WHAT I LIKE

SUNSHINE HEART - SHR LP023 / SHR CD023 (2021)

ウェールズを拠点とする英ネオサイケバンドSENDELICA(センデリカ)が2016年にニック・ターナーとセッションを行なってから交友が続き、その後2019年からアルバムとして本格的に制作。ターナーが交通事故で腰を悪くし活動縮小の中、センデリカのコリン・コンスタディンのサポートで完成させた。視聴、ダウンロード購入はBandcampのセンデリカのページ。なお少数アナログレコードやCD-Rでの販売もしています。ここではそれらのメディアを紹介します。

NIK TURNER / I DO WHAT I LIKE
ゲートフォールドカバー、デザインはコリン・コンスタディン。下は見開き内側。ブックレット、ポスターやステッカーも付録として付きました。
NIK TURNER / I DO WHAT I LIKE
薄い水色のスプラッターディスク。付属ブックレット。
NIK TURNER / I DO WHAT I LIKE

SIDE A
  1. Been Misbehaving
  2. Cosmic Enchantment
SIDE B
  1. Pyramid Magick
  2. I Do What I Like

LPとCDがセットになったデラックスセットのCD-R。デジパック。
NIK TURNER / I DO WHAT I LIKE
NIK TURNER / I DO WHAT I LIKE
シングルでもリリースされた2曲がボーナスで追加されています。CD-Rですがジャケは印刷されたもので、レーベル面もきれいに制作されています。

  1. Been Misbehaving
  2. Cosmic Enchantment
  3. Pyramid Magick
  4. I Do What I Like
  5. Mrs Hawkwing's Deep Space Jam
  6. Mrs Hawkwing's Children Of The Evolution

センデリカはUKのサイケバンドの中では活動歴や作品などから中堅どころ。アシッド・マザー・テンプルとの対バンギグも行なっています。活動拠点がターナーの住まいと同じウェールズということもあってか、ターナーと2016年からセッションなどを行なっていたそうです。そのセンデリカのメンバーであるコリン・コンタディンがそれらのセッションを始めとしたテイクを仕上げたアルバム。ターナーのこれまでの音楽人生を振り返りつつ、これからも見据えた作品としています。全体のニュアンスはアシッドロックをベースにターナーのサックス、フルートの即興演奏が展開するというもの。ターナーの魅力を引き出すようなプロダクションに好感が持てます。ここ数年のクレオパトラからの諸作品よりはシンプルで締まった印象があり、カッコいい仕上がりです。
Been Misbehaving スローテンポのファンクなベース演奏の上でサックスのソロ。ブレイクを挟みテンポアップ。サックスの音はいつものようなエフェクティブなものでは無く、生音で収録されています。アシッドジャズのニュアンスもあり、ノイズなどのSEもありカッコいい。
Cosmic Enchantment 広がりのあるサウンドスケープをバックにエコーの深くかかった鳥の囀りのようなサックスが奏でられるスペイシーなイントロ。リズムが入ってくると、ホークウインド風の疾走系スペースロック。サックスはイコライジング処理されているようです。シンセや電子音の流れるなかギターソロが演奏され、またサックス演奏となる。
Pyramid Magick 76年にターナーがピラミッドで録音した素材をベースにシンセベースやリズムを加えて仕上げたもの。
I Do What I Like アルバムジャケに記載されているターナーの信条や想いをキーワード化、それを本人が唱え、バックではギターなどの演奏がやや感傷的に演奏されます。アナログレコードはここまでの収録。
Mrs Hawkwing's Deep Space Jam 変則的な8インチのダブプレートでリリースされた2トラックをボーナス収録。Cosmic Enchantmentと同傾向の8ビートのファンクなリズムにサックスソロ。流れるシンセのドローン音。この曲も重めのドラム音で重厚感があり、コリンにドラムのことを聞いたところサンプリング音を使ったシークエンサーによる演奏とのこと。
Mrs Hawkwing's Children Of The Evolution 同シングルのB面。スローテンポのシンセの通奏低音にフルート、電子音による瞑想的なイントロから。同じく反復するベースとドラムの演奏にフルートの即興。イントロと同じパートに戻り終了。
アルバムの入手方法は下記の「関連情報」に記載しているBandcampのセンデリカのページを参照下さい。ダウンロードで入手できます。一部のメディアは少数残っているようですが、個人売買で送料含めるとかなり高額(2万円くらい)になります。どうしてもメディアで入手されたい場合は上記ページにコリンのメアドも記載されていますので交渉してみてください。そのほか、コリンはレースカット(ダブプレート)のシングルを少数リリースしています。

レコードに付属のポスター類。直筆サインはターナーとコンスタディンのもの。
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関連情報

・このアルバムの販売ページ(センデリカのバンドキャンプページ)

・シングルMrs Hawkwing's Deep Space Jamのレビュー

・シングルのThe Great British Freak Off: Round Twoのレビュー

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2022/06/21 update


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