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SPIRAL REALMS | TRIP TO G9

HYPNOTIC - CLEO95002 (1995)
HAWKWIND - HAWKVP32CD (2004)

Spiral Realms / Trip To G9
ジュエルケース。ブックレット。
2004年にVoiceprintのHawk Records (UK)から再発CDがリリースされ、2CDとなりで2枚目には5曲のリミックスが収録。
Spiral Realms / Trip To G9 2CD

  1. A Trip To G9
  2. Elements II
  3. Red Giant
  4. Tritium
  5. 1000 Years Under Solar Sails
  6. Solar Flares

    再発盤のボーナスディスク REMIXES

  1. 1000 Years Under Solar Sails
  2. A Trip To G9
  3. Red Giant
  4. Tritium
  5. Solar Flares

93年からニック・ターナーのアルバムに参加するようになり、そこで知り合ったプレシャードのキーボーディスト、レン・デル・リオとのプロジェクト、スパイラル・リアルムズの1stアルバム。ターナーの諸作品をリリースしているCleopatra Records(クレオパトラレコーズ)傘下のHypnotic(ヒプノティック)からのリリースでした。ハウスの作曲、演奏にリオが各種シンセ類を加えて完成させたようです。リオの参加によりインダストリアルな面が顕著化、エレクトリカル・バイオレンシーが高まっています。アルバム全体に流れる冷たく突き放すような響きが人間の情緒などを受け付けない宇宙の冷徹さを表現しているようです。
A Trip To G9 プリミティブなリズムの上でコーラスによる呪術的なリフが繰り返され、各種電子音も騒々しく鳴っています。
Elements II ノイズと効果音による小曲。
Red Giant 唸るシンセのイントロがタイトルの赤色巨星を思わせる壮大な曲調。ミディアムテンポに重めのリズムをバックに重厚なシンセよる勇壮な進行。中盤からエレクトリカルバイオリンのソロが延々続く。
Tritium シンセベースとドラムによるロックのリズムにバイオリンのインプロが展開するという、ほぼ定型のパターン。
1000 Years Under Solar Sails 小波のようなイントロの後、反復コードによるバックの演奏が繰り返され、中盤に転調、その後広大な宇宙空間を思わせる描写、再び反復進行。情緒的ではあるが、やはりどこか虚無感の漂うスペースロックはお家芸。
Solar Flares 終局らしくメジャーコードの進行による終止形の曲。
再発盤のボーナスディスクはよりアンビエントな方向に振った仕上がり。


関連情報

サイモン・ハウス・ディスコグラフィ

2022/03/12 update


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