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Analog Disc

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HAWKWIND | SHOT DOWN IN THE NIGHT / URBAN GUERILLA

BRONZE BRO98 (1980)

Hawkwind / Shot Down In The Night EP
ジャケット付きでのリリースでした。URBAN GUERRILLAのスペルが今回はGUERILLAになりました。

79年9月のHAWKWIND復活ギグで調子を取り戻したバンドは、11、12月に大規模な UK ツアーを敢行。レコード会社も決まっておらず、新作のプロモートもなかったのですが、かつてのストイックで攻撃的なプレイが、若いファンの獲得にもなり大変な盛況だったそうです。翌80年の前半は新スタジオ・アルバムの構想のため、充電期間としたようです。その間にBRONZEレーベルと契約。昨年のUKツアーで録音したマテリアルを選別、スインデルスが脱退直前に書き、その後バンドが新曲としてステージで演奏したこの曲をシングル・カット。
派手でポップなチューンですが、ツイン・ギターとなったことで音がより厚くヘビーになり、ブレイクのシンセもはまっています。次に発売されるアルバムLIVE SEVENTY NINEにも収録されますが、このシングルは編集してショート・バージョンとなっており、アルバム収録曲はフル・バージョンです。アルバムのバージョンは歓声に続きシンセのイントロがありますが、こちらはカット。さらにイントロ部分も短縮、ギターソロに入る前、及びギター・ソロも短縮、その後の3コーラス目もカット、最後のギター・ソロで帳尻合わせてエンディングは同様に入ってます。このショート・バージョンは、のちのコンピSONIC BOOM KILLERSに収録されています。EMIのEPOCHECLIPSE3枚組のクレジットにはsingle versionとありますが、あれはまた別の編集で、このマスターを使用していません。このマスターが無かったのではないかと思います。
B面は、やはり同じ時のライブ・テイク。デイヴがリード・ボーカル、ややアップテンポにアレンジし直されています。これもアルバムには未収でしたが、やはりのちにコンピ盤に収録されています。 但しここでは曲の最後はフェード・アウト。SONIC BOOM KILLERSに収録されたのも同じ編集のもの。最後まで入っているフル・バージョンはANTHOLOGY VOLUME.1やACID DAZEに収録されます。
なおスインデルス作のタイトル・ナンバーは、ホークスを抜け制作した彼のソロ・アルバムFRESH BLOODにも収録されています。そちらもシングル・カットされました。作曲者自身のレコーディングですが、ベッタリしたハード・ロックでいまひとつ。スインデルスはキーボードとリード・ボーカルをやっています。ドラムはサイモン・キング、ギターはヒュー・ロイド・ラントンで、2人はアルバム全曲参加です。ホークスのサイド・プロジェクトのようなアルバム。スインデルスのメロディアスな曲はアメリカン・テイストまで感じられ、ホークスとは別ものですが、ラントンのプレイがホークスよりも素直な印象で好感が持てます。


関連情報

・この曲が収録されているオリジナルLP盤HAWKWIND / LIVE SEVENTY NINEのレビュー



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2019/05/14 update


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