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1998.11.12. Upload.

"THE BUSINESS TRIP"
1994

the business trip

CD:EMERGENCY BROADCAST SYSTEM LTD/EBSCD111

1.Altair / 2.Quark Strangeness And Charm
3.LSD / 4.The Camera That Could Lie
5.Green Finned Demon / 6.Do That
7.The Day A Wall Came Down / 8.Berlin Axis
9.Void Of Golden Light / 10.Right Stuff
11.Wastelands / 12.The Dream Goes On
13.Right To Decide / 14.The Dream Has Ended
15.This Future

Line-Up



'93 年の U.K. ツア〜の録音です。LP では二枚組、CD は 1 枚にまとめられ、「Terra Mystica」 なる曲が削られているとのこと。「Palace Springs」「California Brainstorm」 とは違って、ワンステ〜ジ丸ごと (ではないかもしれませんが) の収録です。

キ〜ボ〜ドによる短いイントロの 1.「Altair」 に続いてブロック様 / カルヴァ〜ト共作の 2.「Quark Strangeness And Charm」 に移ります。オリジナルのアレンジは 「そりゃないだろ」 って感じでしたが、ここではすっかりホ〜クス流にアレンジし直されています。ワタシゃカルヴァ〜トについちゃ最近亡くなった、位しか知識が無かったんで、ひょっとしてカルヴァ〜トの追悼アルバムなのかな、などと思っていたのですが、どうも違うみたいですね。亡くなったのが '88 年らしいですから。さっき調べてみたところ。ネットって便利ですね。

で、その 2.「Quark Strangeness And Charm」 のイントロなんですが、「いかにもデジタル」 って感じのシンセサウンドです。音、ペラペラというか。ブロック様、もう少し音色エディットして下さいませ、と、少し心配になりました。曲の後半には相変わらずの世界になるんですが。

ドラム、ベ〜ス、ギタ〜が鳴っていてもキ〜ボ〜ドがコ〜ド弾きしている事からして、多分シ〜ケンサ〜を使っているんでしょう。ジャケットの写真でチャドウィックがヘッドフォンを使ってますし。意外とテクノロジ〜を使いこなしてますね、イイ歳のオヤジにしては。あ、ゴメンナサイ。ついでに機材について言っておきますと、「Special Thanks To 〜」 のクレジットの中に (Korg UK) の表記があります。機材提供してもらってたんでしょうか。デイヴィの担当楽器の中に 「wave sequencing」 というのがあるので、Wavestation でも使ってたのかな。

「Palace Springs」 にも書いたのですが、4.「The Camera That Could Lie」 でレゲエをやっています。しかもなんか客にメチャクチャウケてます。ワタシゃ 「似合わね〜!」 と思ったんですけども。ひょっとして客も 「お!出た出た!コリャ珍しい!」 なんて面白がってたのかもしれませんね。ところでこの曲、一応 1 曲としてクレジットされて曲名までついていますが、前作収録の 3.「LSD」 から続けて演奏され、エンディングも 「LSD」 のスタジオバ〜ジョンと同じなので、「LSD」 の中間部を展開させたものだと思います。

6.「Do That」 は 「You Should'nt Do That」 の改題曲。久々のライブバ〜ジョンですね。3'09" しかやってくれなくて残念。そのままなだれ込む 7.「The Day A Wall Came Down」 や 8.「Berlin Axis」 辺りのタイトルはベルリンの壁崩壊と何か関わりがありそうですね。時事ネタとしてはちょっと古い気もしますが。9.「Void Of Golden Light」 はライブの定番曲。キ〜ボ〜ド主体のアレンジになっています。イントロのキ〜ボ〜ドの音、もう少し何とかならなかったのかなあ。途中のギタ〜ソロの部分で、どう聴いてもギタ〜が 2 本に聞こえるところがありますが、テ〜プも使っていたんでしょうか。14.「The Dream Has Ended」 は 2nd「In Search Of Space」 収録の 「You Know You're Only Dreaming」 の改題 / アレンジ変更 / 短縮版+α 。+α の所は新たに作曲されたインストです。15.「This Future」 も昔は 「Welcome To The Future」 というタイトルで、ライブの最後に必ず演奏された曲です。

13.「Right To Decide」 は前作収録の曲。ここに持ってくるという事は、今後ライブの定番曲か?と思ったら、次のライブ盤、「Love In Space」 では演奏してません。コンセプト・ライブだからかもしれませんが。客のウケもいいんで、今後に期待、ですね。

過去約 4 年間トリオ編成として活動してきたホ〜クスですが、このライブ盤の後新たにヴォ〜カリストとしてロン・トゥリ〜なる人物を迎え、翌 '95 年 10 月にスタジオアルバム 「Alien 4」 をリリ〜スします・・・と行きたい所ですがその前の '95 年 2 月、トリオ編成に 2 名のゲストを迎え "Psychedelic Warriors" 名義で企画モンっぽいアルバム 「White Zone - Psychedelic Warriors」 をリリ〜スします。



2001.04.05. 追加
HAWKWIND DAZE 管理人 様 より、本アルバムのデジパック仕様のジャケ写を頂きましたので掲載致します。サイズは当然 CD サイズなんですが、こちらのアナログ盤 の変形ジャケを再現しているとのことです。

the business trip digipack

・・・しかし、こんな時代にまで変形ジャケ、しかもアナログ/CD 両方とは・・・やるなぁ、おっさん。


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