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1998.11.12. Upload.

"PALACE SPRINGS"
1991

palace springs

CD:ROADRUNNER/RR 9303 2

1.Back In The Box / 2.Treadmill
3.Void Of Golden Light
4.Lives Of Great Men
5.Time We Left / 6.Heads
7.Acid Test / 8.Damnation Alley

Line-Up



ロンドンとロサンゼルスでのライブ録音です。ワンステ〜ジ丸ごとの録音ではなく、1曲1曲はブツ切れになっているので、客のリアクションなどが解らないのが残念。ま、ホ〜クスの場合丸ごとライブ盤にしようとしたらどうしても2枚組になってしまうんで仕方ありませんね(それでもよかった、という気もしますが)。'92年に本アルバムと同時期でハウス抜きのラインアップでのライブ盤、「California Brainstorm」 というのもリリ〜スされていますが、そちらも同じ様な収録の仕方をしています。

長年ホ〜クスのベ〜シスト→ベ〜ス兼キ〜ボ〜ディスト→キ〜ボ〜ディストを勤めてきたベインブリッジは、本作を最後に脱退します。ウィシャ〜トも脱退。サイモン・ハウスも本作ではゲスト扱いになっていて、やはりこのアルバムを最後に脱退してしまいます。前作「Space Bandits」のスリ〜ブを失くしてしまったのでクレジットを見る事はできないのですが、裏ジャケの曲目リストに作曲者として名前がクレジットされていないところを見ると、前作でもゲストだったのかもしれませんね。ハウスさん。

1999.05.24.追加
HAWKWIND DAZE 管理人 様より、「"SPACE BANDITS" のライナーを見ましたが、S.House は正規メンバー扱いとなっていました。」との情報を頂きました。


1.「Back In The Box」は同時期のライブビデオ、「Live Legend」にも収録されているのですが、ウィシャ〜トが包帯でぐるぐる巻きになったりとか、ベインブリッジがおっかない顔で語りを入れたりとか、結構演劇的要素が強い曲です。もしビデオが入手可能ならば一見をお勧めします。曲だけ聴くよりも3倍位は楽しめます。他の曲でも火吹き芸人とか出てきますし。しかし、「Space Ritual」時代の映像とか残ってないんでしょうか。

2.「Treadmill」はブロック様がヴォ〜カルをとる好ナンバ〜。ハウスのヴァイオリンもいい感じ。3.「Void Of Golden Light」は「Warrior On The Edge Of Time」収録の「Assault & Battery Part I」と「The Golden Void Part II」を1曲にまとめたものです。ま、この2曲は元々連続していましたが、よりコンパクトにまとまってます。オリジナルよりもテンポアップしていて景気いいですね。イントロのベ〜スリフの突っ込み加減までコピ〜してくれてありがとさんです、ディヴィさん。4.「Lives Of Great Men」は3.「Void Of Golden Light」からそのまま続くインスト曲。コ〜ド進行はそのままだし、これまでのアルバムからの抜粋曲でもないんで、別に分ける必要もなかったと思うのですが。曲数増やしたかったとか(ないない)。5.「Time We Left」は「Space Ritual」以来久々のライブバ〜ジョンですね。「忘れてなかったのね」と一安心。ただ、オリジジナル・バ〜ジョンでは8分以上もあるのにここでは2'40"で終わってしまい、そのまま6.「Heads」につながります。その6.「Heads」は「The Xenon Codex」からの曲。アレンジはあまり変わっていませんが、エンディングで再び5.「Time We Left」のリフが顔を出します。そういうコトだったのか。7.「Acid Test」は恒例、ベインブリッジのエレクトロニック路線の曲です。なんかいいコトやってそうですね〜、ステ〜ジ上では。ああ映像が見たい・・・

驚いたのは8.「Damnation Alley」。「Quark; Strangeness And Charm」収録のブロック様/カルヴァ〜トの曲なのですが、曲の中盤のインストの部分でなんとレゲエっぽいアレンジが聴けます。最初耳を疑ってしまいました。あのホ〜クスがレゲエやってるんですよ。ホンのちょっとだけですけど。「似合わね〜!」と思いました。はい(大きなお世話か)。実は冒頭で触れたライブ盤の「California Brainstorm」と、'94年のこれもライブ盤、「The Business Trip」でもレゲエっぽいアレンジの曲(やはり一部ですが)が聴けます。「The Business Trip」なんか唄まで唄ってます。バウハウスの3rd(だったかな)でレゲエを聴いたときの2,046倍位の衝撃だったですね。どんな顔してやってるのか見てみたい気もしますが。

「そして3人が残った」メンバ〜はそのままトリオ編成を維持し、早くも翌'92年に次作「Electric Tepee」をリリ〜ス(しかもLPでは2枚組!)します。


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