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1998.11.10. Upload.

"OUT AND INTAKE"
1987

out and intake

CD:DOJO LTD/DOJO CD 153
(with bonus track)

1.Turner Point / 2.Waiting For Tomorrow
3.Cajun Jinx / 4.Solitary Mind Games
5.Starflight / 6.Ejection
7.Assassins Of Allah / 8.Flight To Maputo
9.Confrontation / 10.5/4
11.Ghost Dance / 12.Coded Languages
13.Warrior On The Edge Of Time


Line-Up
(See Below)



GWRレ〜ベル移籍後に何故かフリックナイフからリリ〜スされたアルバムです。契約が残っていたのでしょうか。同じくフリックナイフからリリ〜スされた、「Zones」に近い内容です。つまり、未発表曲/ライブバ〜ジョンなどのコンピレ〜ション盤、といった感じですね。ただ、「Zones」でおいしいネタを使い果たしたのか、なんとなく「出涸らし」って気はしますけど。

参加メンバ〜はDave Brock (Guitar ,Keyboards ,Vocal) , Harvey Bainbridge (Bass , Keyboards) , Huw Lloid Langton (Lead Guitar) , Alan Davy (Bass , Vocal) , Danny Thompson (Drums) , Martin Griffin (Drums) , Nik Turner (Sax , Vocal) , Paul Cobbold (Organ) とクレジットされています。最後のポ〜ル・コボルドって人の名前は、ホ〜クスのアルバムのクレジットでは結構よく見かけるのですが、楽器演奏でクレジットされるのは多分これだけだったと思います。レコ〜ディング・エンジニアの様ですね、本職は。

1.「Turner Point」はタイトルを見ておわかりの通り、ハンマ〜・ビ〜トをバックにニック様のフリ〜キ〜なサックスが炸裂するナンバ〜。ニック様は4.「Solitary Mind Games」と5.「Starflight」でも、この時期にしては珍しくフル〜トを聴かせてくれます。最初、PCM音源のキ〜ボ〜ドかな、と思ったんですが、この時代にはまだここまでリアルな音のするPCM音源は無かったはずなので、多分ニック様の仕事でしょう。キ〜ボ〜ドでは表現不可能なフレ〜ズもありますし。

6.「Ejection」はカルヴァ〜ト、7.「Assassins Of Allah」はカルヴァ〜トとピンク・フェアリ〜ズのポ〜ル・ルドルフの曲。どちらもライブバ〜ジョンだそうです。7.「Assassins Of Allah」の方はタイトルこそ変更されていますが、「Quark; Strangeness And Charm」に収録の「Hassan I Sahba」です。そう、例の「ハッシッシ」ですね。ライブ演奏というコトで、より一層パワ〜アップされています。しかしいいのか、こんなコト唄って。6.「Ejection」はカルヴァ〜トのソロシングルにもなっていますが、ホ〜クスも結構ライブで取り上げています。このアルバム収録のバ〜ジョン、ちょっと短かすぎますね。

2.「Waiting For Tomorrow」、4.「Solitary Mind Games」、10.「5/4」はラントンの曲。このアルバムでラントンのクレジットがある曲はすべてラントンの単独作です。そしてメンバ〜合作の曲のクレジットにはラントンの名前が見当たりません。「浮いて」たんでしょうか。確かに他の曲に比べるとこの3曲って「フツ〜っぽい」し。10.「5/4」はタイトル通り5/4という変拍子使ってますが。ちなみにラントンは次作「The Xenon Codex」を最後にバンドを脱退します。

3.「Cajun Jinx」はキ〜ボ〜ド主体のインスト、5.「Starflight」はブロック様とベインブリッジの宇宙空間での交信記録(?)。相変わらず好きですね〜この世界が。何かの重さのチェックでもしてるらしく、ブロック様の「〜〜〜,○○milligramms」という指示に、ベインブリッジが「Check!」と答えています。浮遊感漂うバッキングもいいですね。この曲、ライブ盤「Undisclosed Files-Addendum」収録の「Ejection」の冒頭でもやっています。1曲としては扱われていませんが。「California Brainstorm」でもヴォ〜カルのブリジット・ウィシャ〜トが一人芝居(?)していますね。何かスト〜リ〜仕立てになっていたのでしょうか。

1999.05.24.追加
HAWKWIND DAZE 管理人 様よりこの5.「Starflight」と6.「Ejection」について情報を頂きましたので掲載致します。

Ejection の元出は R.Calvert の 1st、 Captan Lockeed & The Starfighters ですが、この曲とセットのStarflight も同アルバムに収録されていて、HAWKSはライブではこのアルバムのトラックをそのままテープで再生しています。ご指摘の通り California Brainstorm では B.Wishart がやってますね。この1stソロですが内容は、大戦中のドイツのジェット戦闘機開発を戯曲的に描いたコンセプトアルバムで Starflight のようなシアトリカルな会話を曲間に挟んだ作品です。Lemmy や D.Brock、P.Rudolph らが参加です。会話シーンは R.Calvert や V.Stanshall が担当してます。ちなみにMotorhead(バンドの方じゃなくて曲名)のイントロのベースリフは、このアルバムの2曲目そのままです。

8.「Flight To Maputo」と11.「Ghost Dance」はリズム主体の混沌とした曲です。11.「Ghost Dance」は結構ライブ演奏されていたらしく、'93年の時点で4種類のライブバ〜ジョンが存在する様です。

このアルバムでめでたくフリックナイフとも縁が切れ(?)、バンドは'88年、GWRレ〜ベルからの第2弾、「The Xenon Codex」をリリ〜スします。


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