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1999.06.18. Upload.

"HAWKWIND"
1970

hawkwind

CD:REPETOIRE/REP 4403-WY
CD:EMI/7243 8 37552 2 6 (with bonus track)

1.Hurry On Sundown / 2.The Reason Is ?
3.Be Yourself / 4.Paranoia (part 1)
5.Paranoia (Part 2) / 6. Seeing It As You Really Are
7.Mirror Of Illusion / 8.Bring It On Home
9.Hurry On Sundown / 10.Kiss Of The Velvet Whip
11. Cymbaline


Line-Up



最初に再発情報など。このファ〜ストから 「Hall Of The Mountain Grill」 までは 「emi premier」 シリ〜ズと題されて、デジタルリマスタ〜&ボ〜ナストラック収録、 豪華パッケ〜ジでモノによってはブックレット付、という形態で '96 年に EMI から再発されており、 ファンには大変うれしいシロモノです。既に LP 、CD をお持ちの方も、 買い直す価値は充分にあると思います。でも最近、あまり見かけなくなってきましたが。

我らがホ〜クスの記念すべきデビュゥ・アルバム。'70 年に Liberty レ〜ベルよりのリリ〜ス。 黙って買え!と言いたいところですが、「プログレだけの人」 にはハッキリ言って向いてません。ワタシゃ ブリティッシュサイケ→プログレという正しい道 (?) をたどってきたんで スンナリ受け入れられたんですが。どちらかというと 「ブリティッシュ・サイケ系」 の音です。 ま、「プログレ」 って一言で言っても守備範囲は広いので、「アモン・デュゥル」 なんかの ファンにはウケるかも知れませんが。あ。そういえばメンバ〜の交流も あったんだっけ。デュゥルとは。とにかくアルバムの大半はどよ〜〜〜んとした インプロが主体です。本アルバムからは 1.「Hurry On Sundown」 と 7.「Mirror Of Illusion」 が カップリングでシングルカットされていますが、この2曲以外は間違ってもシングルカット なんかできそうにありません。

CD では当然連続して再生されてしまいますが、LP 時代には 4.Paranoia (part 1) と 5.Paranoia (Part 2) はそれぞれ A 面ラストと B 面トップに収録されていました。このテの A 、B 面の関連付け手法 (?) って、アナログ時代は結構いろんなバンドがやってたような気がしますが、そこには 「盤をひっくり返す」 という行為が結構重要な意味合いを持っていたような・・・ CD プレ〜ヤ〜も、旧 A 面 / B 面の境で一時停止するような 「アナログモ〜ド」 (?) の機能付けて頂けないでしょうか。当然リモコンでは復帰できず、いちいちプレ〜ヤ〜の所に行ってディスクを取り出して再びセットし、再生スイッチを押さなくてはいけないのは言うまでもありません・・・って面倒臭がって誰も使わないか、そんな機能。

話題が逸れてスミマセン。「好きなプログレバンドは GENESIS 、YES 、ELP 。クリムゾンは場合によっちゃキツい」 というお方は歴史的資料としての購入 (?) をおすすめします。とはいえその他の アルバムもテクはないは緻密な構成力があるわけでもないはで、正統派 プログレファンに訴えるトコはほとんどないんですが。やっぱこのヒト達、 自ら 「Last Psychedelic Hero」 って (未だに!) 名乗ってるトコからしてみても、 基本的にサイケバンドなのかもしれませんね。あ。けなしてるワケではありません。 愛してますよ。ホント。

EMI リマスタ〜盤のボ〜ナストラックの 8.「Bring It On Home」 は、ブロック様がホ〜クス以前に加入していた 「The Baskers」 というバンドの音源です。オリジナルは '69 年に EMI からリリ〜スされた 「The Buskers」 (LP:EMI SCX 6356) とのこと。「Acid Daze」「Dawn Of Hawkwind」 などにも収録されています。9.「Hurry On Sundown」 は、本アルバムリリ〜ス以前にホ〜クスの中心メンバ〜が結成した 「Hawkwind Zoo」 というバンドのデモ録音。オリジナルは '81 年にリリ〜スされた EP 、「Hawkwind Zoo」 に収録されており、現在は 「Mighty Hawkwind Classics」「Dawn Of Hawkwind」 などにも収録されて CD 化もされていますが、本アルバムには別バ〜ジョンが収録されています。とはいえイントロや唄の部分、 エンディングなどは同時再生すると完全に一致しますので、基本となる演奏のテイクは一緒で、 間奏やエンディングの一部分をカットしたものでしょう。ギタ〜ソロも差し替えられている様ですね。 ここだけのバ〜ジョンの様子。別に編集する必要も無かったと思いますが・・・。10.「Kiss Of The Velvet Whip」 も前述の EP 、「Hawkwind Zoo」 からの収録。ナゼか 「Hawkwind Zoo」 ではタイトルが 「Sweet Mistress Of Pain」 となっていますが。何のためのタイトル変更?売上 UP の陰謀か?天下の大 EMI 様が。

ボ〜ナストラックの 11. 「Cymbaline」 ですが、クレジットには (Waters) とあります。 ワタシゃフロイドは 「Relics」 しか持ってない (要するにその程度のプログレファンです) んで、フロイドの 「More」 に収録の同名タイトルの曲と同じものかどうかはわかりませんが、 歌詞に共通点がある、というか一部は全く同じなので、 もし同じ曲なんだったら 「More」 も買ってみようかな、なんて思ってます (いい曲なので) 。

1999.06.18. 追加
小川様より、この曲はフロイドの 「More」 に収録の曲のカヴァ〜です、との情報を頂きました。しかしフロイドもろくすっぽ聴かない内からホ〜クスなんて集めてるワタシゃ一体・・・。ついでに白状しますと、YES も ELP も 1 枚も持っておりません。GENESIS は (ホントの) 1st だけ・・・。でもこの辺のメジャ〜所って廃盤知らずというか、いつでも CD 買えますよね。で、ついつい買い逃しが許されないホ〜クスに走るという・・・以上言い訳でした (誰にだ) 。 尚、この曲は'99年に Voiceprint よりリリ〜スされた 「Dawn Of Hawkwind」 にも収録されました。


なんかボ〜ナストラックの解説の方が多くなってしまいましたが、ご容赦ください。 本アルバムリリ〜ス後、リ〜ドギタリストのヒュ〜・ロイド・ラントンが脱退。ちなみに ラントンは9年後の'79年、 「Live Seventy Nine」 で再びホ〜クスに舞い戻ることになります。 そしてバンドは何度かのメンバ〜交代を経て、前述のアモン・デュゥル II からベ〜スの デイブ・アンダ〜ソンを迎え United Artist レ〜ベルに移籍、翌 '71 年に次作 「In Search Of Space」 をリリ〜スします。



昔のはこちらをどうぞ。


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