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1998.11.18. Upload.

"ACID DAZE"
1990

acid daze

CD:RECEIVER RECORDS LIMITED/RRCD 1X

DISC 1
1.High Rise / 2.British Tribal Music
3.Spirit Of The Age / 4.Urban Guerilla
5.Masters Of The Universe / 6.World Of Tiers
7.Who's Gonna Win The War / 8.Ghost Dance
9.Earth Calling / 10.Motorhead
11.Watchfield Festival

DISC 2
1.Magnu / 2.Angels Of Death
3.Hash Cake '77
4.Quark, Strangeness And Charm
5.Douglas In The Jungle
6.Dealing With The Devil
7.Bring It On Home / 8.Hurry On Sundown
9.Came Home / 10.We Do It
11.Born To Go / 12.Space Is Deep
13.You Shouldn't Do That
14.Seeing It As You Really Are



LP 時代は 「Acid Daze Volume 1」 、「Acid Daze Volume 2」 、「Acid Daze Volume 3」 という3枚バラ売りと、3 枚組でブックレット付ボックスセットの 「Acid Daze」 というのがあった様です。

同じくLP時代、「SAMURAI」 (!) というレ〜ベルからも 「Anthology Volume I」 、「Anthology Volume II」 、「Anthology Volume III」 というタイトルで、全く同じ内容でリリ〜スされていた様です。「Approved History Of Hawkwind」 というタイトルで同内容のピクチャ〜ディスク3枚セット+ブックレット付もあったみたいですね。これらの SAMRAI レ〜ベルの LP は
「Anthology Volume I」 (CD:SAMURAI/SAMRCD 038)
「Anthology Volume II」 (CD:SAMURAI/SAMRCD 039)
というタイトルで CD 化されている様ですが内容は違っていて、本アルバム (CD 版 「Acid Daze」 のコトです) の DISC 2 の 6.「Dealing With The Devil」 から 10.「We Do It」 が削られており、代わりにいまだに聴いた事が無いバ〜ジョンの 「Silver Machine」 が収録されている様です。ファン泣かせなんだよな、こういうトコが。

さらにまぎらわしいことに、昔 ESSENTIAL から 「Anthology」 というタイトルの 3 枚組 CD (EBSCD 168) がリリ〜スされておりますが、内容は SAMRAI 盤とは別物です。最近再び ESSENTIAL から同タイトルの 2 枚組がリリ〜スされています。何かと話がややこしいですが、一応資料として載せておきます。興味の無い方は読み飛ばして下さい。

本アルバムは '80 年頃までのライブ、アウトテイク、未発表音源などのコンピレ〜ションです。ではサクサクとコメントしましょう。スリ〜ブが付いてなかったので推測に基づいたものですが。



Closs Check

Track Name

Album Title (Track No.)



DISC 1

1.High Rise

Weird Tapes 3 (1)
Anthology Volume I (1)
Anthology 3 CD Set (DISC 1-7)
Master Of The Universe (11)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 2-3)

ライブ。「P.X.R. 5」 (7) に収録のオリジナル・ライブバ〜ジョンとは別物。「P.X.R. 5」 ではハモンドオルガン主体の演奏でしたが、こちらは多分オ〜バ〜ハイムと思われる分厚いポリシンセが主体になっています。しかしこのギタ〜ソロの音色・・・ヒドいですね。



2.British Tribal Music

Anthology Volume I (2)
Master Of The Universe (8)
Silver Machine (6)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 2-2)

未発表曲。なんかせわしないというか落ち着きが無いと言うか、結構神経を逆なでする曲。ワタシゃ 「Stasis」 のアルバムジャケットを思い浮かべました。



3.Spirit Of The Age

Anthology Volume I (3)
The Collection (15)
Anthology 3 CD Set (DISC 1-6)
Master Of The Universe (9)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 2-4)

ライブ。オリジナルのスタジオバ〜ジョンは 「Quark; Strangeness And Charm」 (1) に収録。このライブバ〜ジョンの方がカッコいいですね。「Live Seventy Nine」 (3) に収録のライブバ〜ジョンと演奏テイクは同じで、わずかにミックスが違う様です。こっちの方がラントンのギタ〜が引っ込み気味。



4.Urban Guerilla

Anthology Volume I (4)
The Collection (4)
Anthology 3 CD Set (DISC 1-4)
The Ambient Anarchists (DISC 1-1)
Silver Machine (9)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 2-5)

ライブ。音の質感からして多分 3.「Spirit Of The Age」 とは多分同じステ〜ジからの収録ですね。

1999.05.10.追加
この曲ですが、HAWKWIND DAZE 管理人 様より、「Sonic Boom Killers」 (18) に収録のバ〜ジョンと同一なのでは?というご指摘を頂きました。ウチの PC の CD-R ドライブと外部のポ〜タブル CD プレイヤ〜の同時再生と言う荒業で聴き比べてみた所、演奏テイクは同じで、多少ミックスが違う、と判明しました。こちらのバ〜ジョンはキ〜ボ〜ドが結構前面に出ているようです。また、「Sonic Boom Killers」 バ〜ジョンはエンディングがフェ〜ドアウトしてしまうのに対し、こちらのバ〜ジョンは最後まで収録されています。音質はこちらの方が劣りますが。情報ありがとうございました>HAWKWIND DAZE 管理人 様




5.Masters Of The Universe

Anthology Volume I (5)
The Collection (5)
Nightriding (6)
Master Of The Universe (1)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 2-6)
Nice Enough To Eat (17)

ライブ。元テ〜プに多少難あり。FLICKNIFE レ〜ベルより '83 年リリ〜スの 「Motorway City / Master Of The Universe」 (FLICKNIFE : FLS 025) という 7" シングルからの収録とのこと。シングルでもこの音質だったのかな。ドラムがジンジャ〜・ベイカ〜だそうです。だからといって大したコトはしてませんが。ちなみに曲名が 「Masters Of The Universe」 となっているのは CD のジャケット表記に従ったものです。



6.World Of Tiers

Anthology Volume I (6)
Silver Machine (8)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 2-7)

ライブ。オリジナル・スタジオバ〜ジョンは 「Levitation」 (4) に収録。ドラムの手数、多いですね。これもベイカ〜御大か?



7.Who's Gonna Win The War

Anthology Volume I (7)
The Collection (6)
Master Of The Universe (14)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 2-8)

ライブ。6.「World Of Tires」 と多分同じステ〜ジからの収録。前曲共々ラントンさん、ギタ〜のミックス、デカ過ぎますって。

1999.10.30. 追加
参考文献3. により、'81 年 のライブで 6.「World Of Tiers」 とは別と判明しました。失礼しました。尚、 6.「World Of Tiers」 のドラムはベイカ〜御大とのことです。



8.Ghost Dance

Anthology Volume I (8)
Anthology 3 CD Set (DISC 1-8)
Silver Machine (7)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 2-9)
Live Chronicles Plus Bonus Collection (DISC 2-5)

ベインブリッジ作曲のズンドコリズムのインストで、ライブ録音。結構いろんなバ〜ジョンがありますが、スタジオバ〜ジョンは存在しない模様。



9.Earth Calling

Weird Tapes 6 (8)
Anthology Volume II (1)
The Collection (13)
Hawkwind Friends & Relations The Rarities (7)
Master Of The Universe (4)
Silver Machine (10)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 1-10)
Golden Void 1969-1979 (DISC 1-4)
Friends & Relations The Very Best Of & The Rarities (DISC 2-7)

ライブ。ブロック様の 「・・・This is Earth Calling・・・」 の繰り返し。「BBC Radio One In Concert」 (5)「Space London 1972」 (5) に収録された 「Paranoia」 の中間部 (クレジットはありませんが 「Earth Calling」 もやってます) を抜き出したものです。ミックスはかなり違っており、音質も悪くなっています。ニック様が 「ケケケケケ」 とお下劣な笑い声を入れる直前にフェ〜ドアウトしていますね。



10.Motorhead

Anthology Volume II (2)
The Collection (8)
Nightriding (7)
Mighty Hawkwind Classics (4)
Independent Days Volumes 1 & 2 (3)
Master Of The Universe (3)
Silver Machine (3)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 1-11)
Golden Void 1969-1979 (DISC 1-6)

「Warior On The Edge Of Time」 からシングルカットされた 「Kings Of Speed」 の B 面でレミ〜様の曲。シングルバ〜ジョンではレミ〜様のヴォ〜カルだったのですが、このバ〜ジョンのヴォ〜カルはブロック様です。



11.Watchfield Festival

Anthology Volume II (3)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 1-12)

「You Shouldn't Do That」 で始まり、グシャグシャのインプロを展開。ラリラリです。一旦沈静化した後に再び 「Brainstorm」 のイントロが始まり、何故かそのままフェ〜ドアウト。「Brainstorm」 も収録して欲しかったですね。

では続いて DISC 2 に行ってみましょう。



DISC 2

1.Magnu

Anthology Volume II (4)
The Collection (14)
Nightriding (9)
Master Of The Universe (2)
Silver Machine (4)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 1-13)

ライブ。ワンコ〜ラス+間奏で次の 2.「Angels Of Death」 になだれ込みます。前半のピロピロ云ってるシンセがユニ〜ク。ギタ〜ソロ (?) も音を左右に飛ばしまくっていて楽しいですね。次の 2.「Angels Of Death」 はメドレ〜演奏。



2.Angels Of Death

Anthology Volume II (5)
The Collection (14)
Nightriding (9)
Master Of The Universe (2)
Silver Machine (4)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 1-14)

メドレ〜演奏のおかげで (?) インデックスにエラ〜が・・・詳しくは最後に。上記収録先では 1.「Magnu」 と 2 曲ひとまとめにされて 「Angels Of Death」 のタイトルで収録されているパタ〜ンが多いです。



3.Hash Cake '77

Weird Tapes 3 (5)
Anthology Volume II (6)
The Collection (7)
Master Of The Universe (10)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 1-15)

SE に続いてベ〜スの反復リフ上で繰り広げられるインプロ。印象は薄いです。「Weird Tapes 3」「The Collection」「Master Of The Universe」 のバ〜ジョンはイントロ (?) の S.E. が省略されています。



4.Quark, Strangeness And Charm

Weird Tapes 2 (1)
Anthology Volume II (7)
The Collection (9)
Master Of The Universe (15)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 1-16)
Live Chronicles Plus Bonus Collection (DISC 2-2)

多分ライブ。アレンジはオリジナルに近いですね。珍しく。あまり歓迎しませんが・・・。



5.Douglas In The Jungle

Weird Tapes 2 (7)
Anthology Volume II (8)
The Collection (10)
Master Of The Universe (13)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 2-1)

ブロック様 / ベインブリッジのエレクトロニックな曲。「ヘンな曲!」 といった印象。そういう意味ではインパクト強し。



6.Dealing With The Devil

The Collection (3)
Master Of The Universe (16)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 1-1)

ブロック様によるブル〜ズ・ナンバ〜のカバ〜。ル〜ツが伺えるようで微笑ましいですね。初々しいヴォ〜カルとブル〜スハ〜プが聴けます。「Dawn Of Hawkwind」 (3) にも同タイトルの曲が収録されていますが、曲はともかく演奏テイクは別物です。



7.Bring It On Home

Hawkwind (8)
The Collection (12)
Nightriding (8)
Dawn Of Hawkwind (5)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 1-2)

こちらもブロック様のブル〜ズカヴァ〜。'69 年に EMI からリリ〜スされた 「The Buskers」 (LP:EMI SCX 6356) からの収録。本アルバムにはアナログ盤からの収録の様で、スクラッチノイズが目立ちます。上記の 「Hawkwind」 、「Dawn Of Hawkwind」 ではマスタ〜テ〜プからの収録らしく、スクラッチノイズはありません。



8.Hurry On Sundown

Weird Tapes 6 (5)
The Text Of Festival (4)
Early Daze (1)
Anthology 3 CD Set (DISC 1-1)
Master Of The Universe (12)
Welcome To The Future (DISC 1-4) (DISC 4-4)
Silver Machine (1)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 1-3)
Year 2000 : Codename Hawkwind Volume One (DISC 2-4)
The Hawkwind Collection (DISC 1-10)

オリジナル・スタジオバ〜ジョンはデビュ〜作 「Hawkwind」 のトップを飾る曲。こちらはライブ録音。脱退前のラントンの弾きまくりギタ〜ソロが聴けます。若気の至り、って奴ですか。尚、本アルバムではイントロとエンディングがカットされています。完全版 (?) を聴きたいお方は 「The Text Of Festival」 等の DEMI-MONDE 系アルバムをどうぞ。



9.Came Home

Weird Tapes 6 (6)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 1-4)

ブロック様のカントリ〜風オリジナル。バンジョ〜弾いてたコトもあったんでしたっけ、ブロック様って。ここではギタ〜ですが。



10.We Do It

Weird Tapes 6 (7)
The Text Of Festival (7)
Friends & Relations Cosmic Travellers (3)
Welcome To The Future (DISC 1-7) (DISC 4-7)
Silver Machine (5)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 1-5)
Golden Void 1969-1979 (DISC 1-3)
Year 2000 : Codename Hawkwind Volume One (DISC 2-7)

「The Text Of Festival」「Year 2000 : Codename Hawkwind Volume One」 等のいわゆる DEMI-MONDE 系アルバムでは 「I Do It」 のタイトルがついているワンコ〜ドの底無し泥沼インプロ。10分以上やってます。また DEMI-MONDE 系アルバムではではテ〜プの回転数が早くなりキ〜が上がっていますが、当時のホ〜クスは半音下げチュ〜ニングがほとんどなのでこちらの A♭ が正しい回転数の模様。



11.Born To Go

In Search Of Space (9)
Anthology Volume II (9)
The Collection (2)
Anthology 3 CD Set (DISC 1-3)
Master Of The Universe (7)
Sonic Boom Killers (13)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 1-6)

ライブ。「Space Ritual」 (2) に収録のライブバ〜ジョンとは別物で、'73 年にドイツでリリ〜スされた 7 " シングル 「Lord Of Light / Born To Go」 (UNITED ARTISTS : UA 35492) に収録されていたバ〜ジョンとのこと。こちらの方がいくらかテンポがまったりしてるかな、といった程度の違いですが。



12.Space Is Deep

Anthology Volume II (10)
The Collection (11)
Anthology 3 CD Set (DISC 1-2)
Master Of The Universe (5)
Silver Machine (2)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 1-7)

ライブ。「Space Ritual」 (7)「Stasis」 (10) に収録のライブバ〜ジョンと演奏テイクは同じですが、ミックスが違っている様子。まぁ同時再生でもしなければ気が付きませんが。



13.You Shouldn't Do That

Space Ritual (18)
Anthology Volume II (11)
Nightriding (10)
Anthology 3 CD Set (DISC 1-5)
Stasis (15)
Psychedelic Warlords (The Best Of) (5)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 1-8)
Hawkwind Family Box - 4CD Set (DISC 1-5)

ライブ。イントロのブロック様のカミソリの様なワウギタ〜カッティングがメチャかっこいいですね。次の 14.「Seeing It As You Really Are」 とメドレ〜演奏で、上記収録先では 2 曲まとめて 「You Shouldn't Do That」 のタイトルになっているパタ〜ンが多いです。



14.Seeing It As You Really Are

Space Ritual (18)
Anthology Volume II (12)
Anthology 3 CD Set (DISC 1-5)
Stasis (15)
Psychedelic Warlords (The Best Of) (5)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 1-9)
Hawkwind Family Box - 4CD Set (DISC 1-5)

てなワケで、13.「You Shouldn't Do That」 から通して演奏されているので、気をつけないと 「え?"14."は?」 となります (実は長いことそう思っていたのはワタシです) 。演奏終了後の MC (大晦日だったのか、「Happy New Year !」 とかって言ってます) はこのアルバムのバ〜ジョンが一番長く収録されている様です。



インデックスのエラ〜も相変わらずありますね。DISC 2 の 1.「Magnu」 と 2.「Angels Of Death」 はメドレ〜で演奏されるのですが、この 2 曲がまとめて 1 曲とされており、曲のインデックスはこの曲以降ひとつづつ若くなります。また、ト〜タル曲数は 12 曲と表示されますが、13.「You Shouldn't Do That」 と 14.「Seeing It As You Really Are」 がまとめて 12. となっているので、欠けている曲は無い模様です。

初期の未発表音源が多いですし、他のアルバムとダブっている曲も比較的少ないので、迷わず 「買い」 ではないでしょうか・・・って最近見かけませんけど。



1999.10.30. 追加
クロスチェックでお解りかと思いますが、'98 年に本アルバムの曲の完全収録+ボ〜ナストラックの 「Anthology 1967 - 1982」 がリリ〜スされました。曲順は違っていますが本アルバムが入手困難な現在、ありがたいリリ〜スですね。尚、そちらにはさらにありがたい事にアナログ盤時代のブックレットが再現されていましたので、収録曲の年代や録音状況、ラインナップなどを抜粋して記載しておきました。このレビュゥと合わせてご覧下さい


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