ホークウィンド・デイズ・コラム
2025年11月15日


国内仕様はブックレットの翻訳及び各曲訳詞が掲載されています。
原 盤:ATLANTIC/RHINO R2 727314 (2025)
国内盤:ワーナー・ミュージック・ジャパン WPZR-31054/9 (2025)
当初発売予定は今年春先だったのですが、何度も発売日が延期され秋になって発売されました。『眩惑のブロードウェイ』50周年記念セットとして、オリジナル・アルバムの2025新規リマスター、新規制作のサラウンド(ドルビーアトモス版)。75年1月のLAでのライブを丸ごと収録。ライブはアルバムを完全再現したステージで既発ですが、新規リマスターにアンコールの2曲を初出で追加。
購入特典として初出のデモ演奏3曲(FLAC)、アルバム本編とライブのFLACがダウンロードできます。
当時のツアーパンフやポスター、チケットのレプリカが付属。ブックレットは新規書き下ろしの解説、最近のメンバーへのインタビューも含んでいて興味深い内容。
私は2008年リマスターの同アルバム(SACD)を所有していますが、それと比較して各楽器の分離感、解像度、低音域から高音域への伸びが良くリマスターとして良い出来だと思います。音像が立体的でロック的な力強さが増しているところが個人的に良いと思います。
またライブの方も同様の迫力あるサウンドで、ステージではパワフルな演奏だったことが伺えます。
ブルーレイに収録されたドルビーアトモス版はこだわりの制作。監修にゲイブリエルとバンクスが関わり、ゲイブリエルのリアル・ワールド・スタジオで制作されたもの。前述の2008年版のSACDにも5.1chサラウンドが収録されていましたが、当然ですがそれとはかなり違います。各楽器の分離がさらにくっきりしていること、特にドラムス、パーカッションが際立っています。細かい音が各チャンネルに細かく振り分けられています。こんな音が入っていたんだと気づくこと多いです。またボーカルのエコーが新たに加えられて、それがサラウンドの中で飛び交ったり、効果的な演出がなされています。ボーカル、ギター、シンセの振り分けも場面場面に応じてフロントセンター、リアなど様々に鳴らしています。08年版のサラウンドも楽しめましたが、これはこれでまた新たな魅力があります。サラウンド化によって旧作が新たな魅力を獲得するという好例ですね。
ダウンロードで提供される74年半ばに行われたヘッドリィ・グランジでの曲作り最中のデモ3曲。初期のアレンジがわかる貴重なもの。歌詞はまだできてないので、ゲイブリエルはスキャットで歌ってます。

2008年リマスターのSACD+DVDの国内盤。SACDとDVDには5.1chサラウンドが収録、DVDには07年に収録された各メンバーへのインタビューも収録。
2025/11/15 update