ホークウィンド・デイズ・コラム
2025年11月19日


RCA VICTOR - FPL1 0148 (1976)

マーキー/ベル・アンティーク - BELLE 244001 (2024)
長年CD化されていませんでしたが2024年にCD化され、国内盤もリリースされました。
マグマの初期1st〜3rdのMDKまで参加していたテディ・ラズリーの76年のソロ・アルバム。プログレ界隈では名作とされています。当時国内盤のリリースも予定されフールズ・メイトの故北村昌士さんがライナーまで書いたのに発売直前でストップ。なぜかその後79年の『石晶幻想』は国内リリースされました。当時流行のシンセアルバムとしてリリースしようとしたものの、シンセの使用率が少ないとかが祟ったのかな。『石晶幻想』は時代的にアンビエントな作風がウケると判断されたのかも。
全体に静謐さが支配するイマジネイティブな作風で、絶対的な重量の法則に支配された宇宙空間を想起させるような印象があります。アルバムタイトル、各曲のタイトルからもまさにそのイメージが展開されています。ドラムはわずかしか使用されず、各種パーカッション、エレピ、アコピ、クラビネット、シンセ、フルート、サックスなどで演奏されています。「LIFE」という曲があるように、広大で冷たい宇宙に生まれた生命を慈しむようなニュアンスも醸しています。ミニマル的な曲もあったり、叙情的な曲もあります。元マグマのベーシスト、ヤニック・トップが一部参加しています。
凡庸ではないスペースミュージックとして素晴らしい作品だと思います。ずっとアナログ盤を愛聴していましたが、昨年ついにCD化され国内盤もリリースされましたので、この機会に紹介しました。
79年の「SEVEN STONES」(邦題:石晶幻想)も同傾向のアルバムです。

RVC - RVP-6400 (1979)
2025/11/15 update