Cassette Tape
WEIRD 101 (1980)
SONIC ASSASSINS
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DAVE BROCK
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77年12月のバーンステイプルのSONIC ASSASSINSのギグ・テイク及びブロックのスタジオ・ワークを集めたもの。SONIC ASSASSINSはデボン周辺で活動していたARCというローカルバンドとブロック、カルバートが組織した一時的ユニット。このユニットでのギグは1回のみの実施。ARCのメンバー、ハーヴィー・ベインブリッジ(B)、マーティン・グリフィン(Dr)はのちにHAWKLORDS、そしてホークスに参加することになります。
このギグのテイクの一部は、のちにFLICKNIFEより12インチ・シングルで発売され、また各曲バラバラでCDのコンピ盤にも収録されることになります。ラインナップはブロック、カルバート、ベインブリッジ、グリフィン、ポール・ヘイルス。演奏は全体に荒削りですが逆にアグレッシブで迫力のあるもの。実際のセットリストと曲順は変えられていたり、全曲は収録されていません。のちにアトムヘンジのリマスター25 YEARS ONにSONIC ASSASSINSは収録されますが、その際もここのトラックと同じものでした。
Over The Top この時だけの収録で、シンセベースのシークエンスによる幻覚感の強いインプロヴィゼーションをバックにカルバートの語り、スローテンポのリズムが入り徐々に盛り上がる演奏はサイケ感強くシンプルながら格好いいです。
Magnu WARRIOR ON THE EDGE OF TIMEの快速ナンバー。間奏はエレピをバックにギターソロ、そのまま演奏はAngels Of Lifeへ変化。のちにAngels Of Deathになる曲。残念ながらフェードアウト。
Freefall のちにHAWKLORDSのアルバム25 Yearsで登場することになるあの曲。この時点でほぼ完成しています。ポルタメントのかかった高音のシンセが特徴的で、Over The Top同様キーボードのヘイルスの仕事が良い感じです。
Death Trap これものちにP.X.R.5で披露されることになるハードな曲です。
ブロックのソロ・ワークスは、のちにホークスでも取り上げられることになる作品の原型というもの。Nuclear Toyは、ボコーダーは使用せず、リズムもキーボードのみ。ギターのオーバー・ダブも控えめです。
The Warはバンド演奏で、HAWKLORDS時代のテイク。Who's Gonna Win The War? の原型。これものちにHAWKLORDS名義でコンピ盤等に収録されました。但しここではイントロが少しカットされフェード・インで始まります。CD版ではタイトルがWho's Gonna Win The Warに修正されています。
The Dreamから最後までは、のちにCHURCH OF HAWKWINDに収録されたThe Phenomenon of Luminosityの原型。
Satellite アルバムCHURCH OF HAWKWINDのThe Phenomenon Of Luminosityと同じテイクでエディット違い。シンセのみによる小曲。
・後年CD化された WEIRD TAPES 1 - SONIC ASSASSINS / DAVE BROCKのレビュー
・WEIRD TAPESについて
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2019/11/20 update