2000.09.22. Upload.
"ANTHOLOGY VOLUME I"
1986
CD：SAMURAI/SAMR (CD) 038
1.High Rise / 2.British Tribal Music
3.Spirit Of The Age / 4.Urban Guerilla
5.Masters Of The Universe / 6.World Of Tiers
7.Who's Gonna Win The War / 8.Ghost Dance
9.Silver Machine
'86 年、UK の SAMURAI なるレ〜ベルからリリ〜スされたコンピレ〜ション。アナログ盤では Volume I 〜 Volume III の 3 枚と、それらのピクチャ〜ディスク 3 枚＋ブックレットという内容のボックスセット ｢Approved History Of Hawkwind｣ 、CD ではこの Volume I と ｢Anthology Volume II｣ の 2 枚がほぼ同時にリリ〜スされています。尚、本 CD はアナログ盤の Volume I 全曲にやはり '86 年に SAMURAI レ〜ベルからリリ〜スされたシングルバ〜ジョンの 9.｢Silver Machine｣ をボ〜ナス収録しています。
収録曲はホ〜クスの '82 年までのライブやスタジオアウトテイクなどです。前述の ｢Approved History Of Hawkwind｣ のブックレット (｢Anthology 1967 - 1982｣ に再収録) によるとこの Anthology はいわゆるグレイテスト･ヒッツ物とは違った ｢裏ホ〜クス史｣ (？) を意図したもので、選曲はブロック様自ら行ったとのこと。尚、この Anthology シリ〜ズに収められた音源は後年それこそ星の数ほどもリリ〜スされたコンピに繰り返し再収録され、いわゆる ｢DEMI-MONDE 系｣ (｢Anthology Of Cosmic Music｣ のレビュゥ参照) とは別系統のダブりモンを大量生産していくコトになりますが、一応このリリ〜スがオリジナルになります。
蛇足ですがレ〜ベル名の ｢SAMURAI｣ とは日本語の ｢侍｣ の意味で、ディスクのレ〜ベル面にも漢字の印刷があるんですが、なにぶんあちらのヒトのやるコトなんでほとんど ｢イ 寺｣ になってしまっていて微笑ましいです。
Closs Check
Track Name
Album Title (Track No.)
1.High Rise
Weird Tapes 3 (1)
Acid Daze (DISC 1-1)
Anthology 3 CD Set (DISC 1-7)
Master Of The Universe (11)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 2-3)
'77 年のライブ。このライブテイク、上記収録先によってはイントロどアタマの部分が微妙にフェ〜ドインだったりしていますが、本アルバムでは割としっかり (？) 収録されている方ではないでしょうか。
2.British Tribal Music
Acid Daze (DISC 1-2)
Master Of The Universe (8)
Silver Machine (6)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 2-2)
'79 年、"HAWKLORDS" 名義でのスタジオ録音。アルバム ｢Hawklords 25Years On｣ のリリ〜ス後、アルバム製作もツア〜もできずに行き詰まっていた頃の曲。｢Anthology Volume II｣ (8) の ｢Douglas In The Jungle｣ と同時期ですね。尚、本アルバムではエンディングがフェ〜ドアウト。
3.Spirit Of The Age
The Collection (15)
Acid Daze (DISC 1-3)
Anthology 3 CD Set (DISC 1-6)
Master Of The Universe (9)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 2-4)
"HAWKLORDS" 自然消滅、"HAWKWIND" として奇跡の復活を遂げた '79 年ウィンタ〜ツア〜でのライブ。｢Live Seventy Nine｣ (3) に収録のライブバ〜ジョンと演奏テイクは同じでミックス違い。
4.Urban Guerilla
The Collection (4)
Acid Daze (DISC 1-4)
Anthology 3 CD Set (DISC 1-4)
The Ambient Anarchists (DISC 1-1)
Silver Machine (9)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 2-5)
同じく '79 年のライブ。'80 年に UK の BRONZE レ〜ベルよりリリ〜スされたシングル ｢Shot Down In The Night / Urban Guerilla｣ (BRONZE : BRO 78) の B 面とテイクは同じでミックス違い。尚、BRONZE のシングルバ〜ジョンは ｢Sonic Boom Killers｣ (18) に収録されています。
5.Masters Of The Universe
The Collection (5)
Acid Daze (DISC 1-5)
Nightriding (6)
Master Of The Universe (1)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 2-6)
Nice Enough To Eat (17)
'80 年のライブ。ドラムはジンジャ〜･ベイカ〜御大。'83 年に FLICKNIFE レ〜ベルよりリリ〜スされた ｢Motorway City / Master Of The Universe｣ (FLICKNIFE : FLS 025) という 7" シングルのバ〜ジョンと同じ音源。テ〜プがちょっとヨレてますが、シングルでもこの音質だったんでしょうか。尚、タイトルの ｢Masters Of The Universe｣ は CD のジャケット表記に従ったものです。
6.World Of Tiers
Acid Daze (DISC 1-6)
Silver Machine (8)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 2-7)
同じく '80 年のライブ。5.｢Masters Of The Universe｣ 共々キ〜ボ〜ドはキ〜ス･ヘイル。ワンパタ〜ンな音色＆フレ〜ズのオルガンで解ります。シンセはほとんど使わない (使えない？) ヒトなので、電子音はブロック様が担当している模様。ドラムは引き続きジンジャ〜･ベイカ〜御大。
7.Who's Gonna Win The War
The Collection (6)
Acid Daze (DISC 1-7)
Master Of The Universe (14)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 2-8)
'81 年、グラストンバリ〜で行われた反戦イヴェントでのライブ。UK ロック界の大橋巨泉 (？) ことジンジャ〜･ベイカ〜御大が悪行の限りを尽くした上前述のキ〜ス･ヘイルを連れて脱退したため、"HAWKLORDS" でドラムを叩いていたマ〜ティン･グリフィンを呼び戻しています。グリフィンさん、"HAWKLORDS" ではカルヴァ〜トのワガママでクビ同然だったハズですが、プライド無･･･ もとい、人間出来てますね。
8.Ghost Dance
Acid Daze (DISC 1-8)
Anthology 3 CD Set (DISC 1-8)
Silver Machine (7)
Anthology 1967 - 1982 (DISC 2-9)
Live Chronicles Plus Bonus Collection (DISC 2-5)
'82 年のライブ。リ〜ドヴォ〜カルは当時ホ〜クスに舞い戻っていたニック様。この曲のパフォ〜マンスができるのはニック様しかいなかった、とのことですが、ココまでバカに徹し切れるのはニック様しかいない、ってコトですか。いや、バカにしてるワケではありませんが、決して。
9.Silver Machine
The Collection (1)
Nightriding (1)
Master Of The Universe (17)
Silver Machine (11)
ライブ。本 Anthology シリ〜ズと同時に SAMURAI レ〜ベルからリリ〜スされたシングル (7" : HW7001 、12" : HW12001 、変形ピクチャ〜盤 : HW001) の A 面をボ〜ナス収録。曲に入るとワンコ〜ラスだけであっけなくフェ〜ドアウトしてしまいますが、この後 ｢Master Of The Universe｣ がメドレ〜演奏されている音源が最近某 CD-R ブ〜トに収録されました。収録は '81 年とのこと。
インナ〜シ〜トは特にブックレットとかになってるワケではなく、というか二つ折りですらなく単なる一枚の紙。しかも裏側は何の印刷も無く真っ白け。ん〜〜〜やる気無いなぁ。ブ〜トだってもう少しマシなのでは？ ジャケのイラストはアナログ盤から流用したもので激ダサ！ アナログ盤のピクチャ〜ディスクは当然このイラストなんですが、コレ程欲しくならないピクチャ〜ディスクっつうのも珍しいのでは･･･ あ、大きなお世話か。スミマセン。
かなり古いアルバムですので、もう中古でしか入手は不可能ですね。とはいえ収録曲はその後イヤっつう程リリ〜スされた類似コンピにすべて収録されていますので、無理して探す必要も無いのではないかと思います。1.｢High Rise｣ のイントロとか 2.｢British Tribal Music｣ のエンディングとか微妙に違ってたりする部分もありますが、単に編集で尺を詰めただけでミックスは全く同じですし。まぁそこまでこだわるというならハナシは別ですが･･･。
ところでこの CD 、ワタシが入手した奴だけなのかどうか解らないのですが、ケ〜ス裏の曲目のクレジットの部分がちょっと妙なので一応記しておきます。
ご覧の通り曲目はブル〜地の部分に印刷されているんですが、このブル〜の部分、ナゼかステッカ〜になっているんですね。取り出して日に透かしてみたところ、ステッカ〜の下にはアナログ盤の収録曲が印刷されていました。ひょっとしてアナログ盤の裏ジャケを何も考えずに流用し、後でボ〜ナス曲の存在に気付いてあわててステッカ〜で修正したんでしょうか。なにもそこまでしなくてもって気もするんですケドね、どうせホ〜クスのアルバムってクレジットエラ〜多いし。しかしコレ、Volume I の CD 全てに共通の仕様なのかな･･･ 初回だけのレアもんだったり･･･ しないわな。まぁど〜でもいいか。
｢Anthology Volume II｣ につづく
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