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2001.01.28. Upload.

"WEIRD TAPES 4
LIVE 78"

2000

weird tapes 4

CD:HAWKWIND RECORDS - VOICEPRINT/HAWKVP9CD

1.Death Trap / 2.Micro Man
3.Spirit Of The Age
4.Urban Guerrilla
5.Steppenwolf / 6.Free Fall
7.Uncle Sams On Mars



2000 年、Voiceprint からリリ〜スされたアルバム。'80 年〜 '83 年に通信販売オンリ〜でリリ〜スされたカセットテ〜プ音源 「WEIRD TAPES」 シリ〜ズ の CD 化です。オリジナルのカセットテ〜プは当時全 8 本リリ〜スされており、本アルバムはその No. 4 を CD 化したものです。内容はタイトル通り '78 年の "HAWKLORDS" 時代のライブ。コンピ的な性格が強い WEIRD TAPES シリ〜ズの中では珍しく、アルバム一枚 (いや、一本か、テ〜プだし) 通してのライブ盤となっています。また、収録されているのは全曲ココだけのライブテイクで、これまで他のコンピ等にも切り売り (?) されなかった貴重な音源です。

"HAWKLORDS" ということでメンツはブロック様/カルヴァ〜ト/ベインブリッジ/マ〜ティン・グリフィン/スティ〜ヴ・スウィンデルズの 5 人。本 CD のインナ〜シ〜トには収録日や場所のクレジットは記載されていませんが、HAWKWIND DAZE 管理人 様のサイト によりますと '78 年 11 月、場所はプリマスとのこと。クレジットといえば今回は WEIRD TAPES CD シリ〜ズにしては珍しく (?) ミスクレジットが無いんだな、と思っていたのですが、やっぱりお約束でやってくれました 4.「Urban Guerrilla」 のスペルミス。4.「Urban Guerilla」 ですね、せ〜かくには。一応オリジナルの表記に敬意を表して上のインデックスにはそのまま記述しましたケド。あ、重箱の隅を突つくよ〜なハナシというか単なる揚げ足取りですね。スミマセン。

2002.01.21. 追加
このよ〜にヒトの揚げ足取ったつもりでイイ気になってたら、
HAWKWIND DAZE 管理人 様 より 「"Guerrilla" という表記も辞書的に正しく、'73年のシングルとか、比較的初期は "rr" 表記でした。最近は "r" で統一されているようですので、おそらく "rr" が昔的表記法で最近はシンプルな "r" でも日常通用していると思われます」 とのご指摘を頂いてしまいました。で、あわてて 参考文献 1. のシングルのジャケ写で確認してみたら・・・げ。ホントだ。うぅ、スミマセン (恥)。



1.Death Trap

いきなりイントロのタム回しでこの曲がスタ〜ト。全員かなり気合の入った演奏ですね。中盤のスウィンデルズの粘っこいシンセソロが印象的。でもこの人ってキ〜ボ〜ディストとしてはともかく電子音やノイズに関してはちょっと弱いみたいで、時々電子音を入れたりするんですがいまいちダサいです。ブロック様はこの時期特有の弾きまくりギタ〜ソロ。中盤カルヴァ〜トのヴォ〜カルの音質が日向臭くなりますが、当時の写真でよく見かけるメガホン (アンプ内蔵でマイクが付いてるヤツ) を使ったパフォ〜マンスか? 演奏終了後に客のリアクションが入ってますが、ウケてますね、結構。



2.Micro Man

少し間を置いて、スウィンデルズのストリングスシンセとモノシンセのソロでこの曲がスタ〜ト。本アルバムではタイトルがやや省略されていますが 「Hawklords 25 Years On」 (8) に収録されている 「The Age Of The Micro Man」 です。この曲のライブテイクは珍しいですね。とはいえスタジオバ〜ジョン収録の 「Hawklords 25 Years On」 自体現在では入手超困難なため、本アルバムで初めてこの曲を耳にする方も多いのでは。スケ〜ル感のある大ノリな曲で、ホ〜クスのパブリックイメ〜ジ・・・いわゆる初期の頃のカオス的パワ〜さえ求めなければ実は結構いい曲だったりすると思うんですが・・・ 。



3.Spirit Of The Age

ブロック様の音を左右に飛ばしたマシンガンカッティングでこの曲がスタ〜ト。ざっくりとしたオ〜ヴァ〜ドライブサウンドが心地良いです。スウィンデルズのキ〜ボ〜ドも地味ながら実は密かに色々遊んでいて ◎ 。でも電子音は相変わらずイマイチだなぁ、このヒト。ブロック様、後半に結構長めのギタ〜ソロを弾いてますが、そんなコトはいいからココは一丁 EMS いじって下さいませ。エンディングではギタ〜にディレイかけまくって遊んでますケド。最後にドサクサでフィ〜ドバック発振させてディレイタイムとかいじってるし。あ、ブロック様のセットにシンセ無かったんですね、この頃。



4.Urban Guerrilla

再びブロック様の豪快なギタ〜のイントロでこの曲に突入。曲に入ってからもそのままの豪快なノリでよろしい。かなりあっけらかんとしたアレンジですが、元々曲の骨格がシンプルなロケンロ〜ですしね。まぁホ〜クス名義じゃないってコトで大目に見ますか (←何様だオマエ) 。盛大に矩形波モジュレ〜ションがかかったスウィンデルズの工事現場ノイズ (?) はユニ〜クですがやっぱりちょっとミスマッチでは? (←シツコいね) 。演奏終了後、一旦フェ〜ドアウト。



5.Steppenwolf

再びフェ〜ドイン (つまりカセット時代の B 面ですな) 。フェイザ〜がかかったミステリアスなブロック様のギタ〜アルペジオに続き、やはりブロック様のギタ〜リフでこの曲がスタ〜ト。曲構成などはオリジナルに忠実に演ってますが、ハウス様在籍時には中盤のカルヴァ〜トのナレ〜ションに絡んでいたヴァイオリンがここではスウィンデルズのシンセになっていますね。ブロック様、曲の終了後にもイントロの直前と同様のギタ〜アルペジオを弾いていますが、何かステ〜ジパフォ〜マンスでもあったのでしょうか。



6.Free Fall

ハイハットのカウントでこの曲がスタ〜ト。「Weird Tapes 1」 (4) の "SONIC ASSASSINS" の頃のライブ演奏に比べて少しスピ〜ドアップしていますね。イントロ (とエンディング) のベインブリッジのベ〜スリフは印象的なフレ〜ズなんですが、なんか弾き方がベタで損してるというハナシも・・・ 。ところで本番 (?) に入ってしばらくの間、センタ〜付近でホワイトノイズみたいなのを発生させてるのはブロック様か? 最初グリフィンがチャイナシンバル連打してるのかと思ったんですが・・・歪み系エフェクタ〜でもトラブったのかな。中盤からはなんとか持ち直した様で (?) 、いつものマシンガンカッティングを聴かせてくれて一安心。ところでこのカッティング、「Magnu」 のリフそのまんまなんですケド、まさかなぁ・・・ 。



7.Uncle Sams On Mars

通信ヴォイスの SE (好きだな〜、しかし) によるカウントダウンに導かれてこの曲に突入。サイモン・キング/エイドリアン・ショゥのリズムセクション時代はジャ〜マン系を彷彿とさせるつんのめった反復ビ〜トでしたが、ここではかなり軽快な 8 ビ〜トになっていますね。まぁコレはコレでまたアリですか。全員ノリのいい演奏で、心なしかサビの部分のブロック様のバックコ〜ラスも楽し気 (?) に聞こえます。エンディング (というかメドレ〜) で 「Quark; Strangeness And Charm」 (8) の 「Iron Dream」 を演るのは相変わらず。そしてそのままフェ〜ドアウトしてアルバムも終了。



同時期のライブを収録した 「Hawklords Live」 同様、かなり気合の入ったライブですね。また、その 「Hawklords Live」 とはかなり違った選曲になっているのが良心的 (というかリリ〜ス順からして 「Hawklords Live」 の方が重複を避けた選曲になっているのかな・・・) 。2.「Micro Man」 なんていう珍しいライブテイクが聴ける辺りもポイント高いですし、なによりもカルヴァ〜トの絶頂期のライブですので、彼のファンにはたまらないアルバムなのでは。それにしてもこの WEIRD シリ〜ズってカルヴァ〜ト時代の音源が多いなぁ・・・次の 「Weird 5」 も '76 〜 '77 年の音源だし・・・いや、文句言ってるワケでは無いんですが、決して。

3 つ折りのインナ〜シ〜ト、フリ〜 CD 応募券やディスクホルダ〜部分の WEIRD CD ジャケのカタログ、ピクチャ〜ディスクなどの仕様は他の WEIRD CD と共通。インナ〜シ〜トの内側は 「Live Seventy Nine」 の裏ジャケとフラクタルア〜トのコラ〜ジュ。ジャケのイラストは・・・もうココまでくるとダサいんだかカッコいいんだかよ〜解りません。レトロ調 SF アメコミの世界で、カルヴァ〜トの趣味を意識したんですね、きっと。尚カセット時代のオリジナルのレ〜ベルは冒頭でもリンクしましたが こちら でご覧になれます。


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