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2000.03.27. Upload.

"LIVE CHRONICLES"
1986

live chronicles

CD:CASTLE COMMUNICATIONS/CCSCD 321

DISC 1
1.Song Of The Swords / 2.Dragons And Fables
3.Narration / 4.The Sea King
5.Angels Of Death / 6.Shade Gate
7.Rocky Paths / 8.Narration
9.The Pulsing Cavern / 10.Master Of The Universe
11.Dreaming City / 12.Choose Your Masques
13.Fight Sequence / 14.Needle Gun
15.Zarozinia / 16.Lords Of Chaos
17.The Dark Lords / 18.Wizards Of Pan Tang
19.Moonglum (Friend Without A Cause)
20.Elric The Enchanter Part Two
21.Conjuration Of Magnu / 22.Magnu
23.Dust Of Time / 24.Horn Of Fate

Line-Up



GWR レ〜ベルからの第 1 弾。前作 「The Chronicle Of The Black Sword」 をベ〜スに新曲なども織り交ぜてのライブ盤です。1985 年の 「Chronicle Of The Black Sword ツア〜」 の録音で、今回はマイケル・ムアコックもゲスト参加して数曲で語りを担当しています。

本 CD は '92 年に CASTLE COMMUNICATIONS から初 CD 化されたものです。ジャケットはオリジナルのイラストを使用しています。尚、ホ〜クスのアルバムではお馴染みのインデックスエラ〜がありまして、17.「The Dark Lords」 と 18.「Wizards Of Pan Tang」 がまとめて 18 曲目になっているためその後の曲はすべてインデックス番号がひとつ若くなり、ト〜タル 23 曲収録と表示されます。

アナログ時代の 2 枚組ライブは 「Space Ritual」 以来ですね。今回もかなり気合いの入った演奏を聴かせてくれます。ただ、メンバ〜各自の演奏力が向上しているためか、「Space Ritual」 程のヤケクソのパワ〜は感じられません。その代わり、極めて安定した演奏を聴くことができます。ま、ホ〜クスにそんなものは求めてない、というヒトもいるでしょうけれど (実はワタシだったりします) 。・・・しかし、一時はインディレ〜ベルにまで身を落としたというのに、ウケてますね〜客に。あ。メジャ〜もインディも関係ないか、ホ〜クスのファンにとっては。

5.「Angels Of Death」 、10.「Master Of The Universe」 、14.「Needle Gun」 、22.「Magnu」 はいろんなライブで演奏されている定番ナンバ〜。余裕の演奏ですね。「Needle Gun」 なんかは 「The Chronicle Of The Black Sword」 (6) のスタジオバ〜ジョンを聴いた時には 「なんかずいぶん単純なハ〜ドロックだな」 と思ったのですが、こうしてライブで聴いてみると結構いいもんですね。スタジアム向けというか。

その他の聴きどころといえば、2.「Dragons And Fables」 や 19.「Moonglum (Friend Without A Cause)」 でしょうか。どちらもラントン作の曲なんですがブロック様の諸行無常作曲法 (?) が伝染したのか、作曲の面でもいい仕事をする様になってきました。また 21.「Conjuration Of Magnu」 では、ほんのわずかですがあの 1st. 「Hawkwind」 (4) の 「Paranoia Part 1」 のベ〜スフレ〜ズなども顔を出し、思わずニヤリ、とさせてくれます。あと、クレジットはありませんが 24.「Horn Of Fate (Destiny)」 の直前には 「The Chronicle Of The Black Sword」 (10) に収録の 「Chaos Army」 の音ネタも収録されています。

ライブ盤という性格上、語りが主体の曲とか、実際見ていないとツラい曲が多いのは仕方ありませんが (英語がわかれば楽しみ様もあるんでしょうけど。悔しい) 、充分楽しませてくれます。アナログ盤の発売当時はビデオもリリ〜スされており、当然すでに廃盤なのですが最近ライブのアンコ〜ルをボ〜ナス収録したものがビデオテ〜プと VIDEO-CD で再発されています。ビデオテ〜プの方を入手して観たんですが、役者は使うはステ〜ジセットは巨大だはメンバ〜までが衣装を着てメイクしてるはでそりゃもう面白いです。アンコ〜ル部に自分の著書を客席にバラ撒いているムアコックが映っていて結構笑えるんですが、ひょっとして不良在庫の処分か?・・・なわきゃ無いか。
とにかくファンの反応もよかったのか、自信に満ちた演奏と唄、一安心です。そしてバンドは GRW レ〜ベルの第 2 弾として '88 年に 「The Xenon Codex」 をリリ〜スします、と行きたいところですが、その前にフリックナイフレ〜ベルから 「Zones」 と似た性格のセミコンピレ〜ションアルバムの 「Out & Intake」 を翌 '87 年にリリ〜スします。



本アルバムに同じツア〜のライブトラックをボ〜ナス収録し、ジャケットデザインを大幅に変更したコンプリ〜ト版とでもいうべき 2 枚組 CD が '94 年に GRIFFIN からリリ〜スされました。というか実はそちらを先に入手していたのですが。レビュゥは 「Live Chronicles Griffin - 2 CD Set」 をどうぞ。

また、'98 年には CASTLE COMMUNICATIONS から本アルバムが再々発され、そちらは GRIFFIN の向こうを張ったか (?) 14 曲入りのボ〜ナス CD 付きの 2 枚組です。ボ〜ナス CD の曲につられて購入したのですが・・・レビュゥは 「Live Chronicles Plus Bonus Collection」 をどうぞ (涙)


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