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HAWKWIND | YULE RITUAL

HAWK RECORDS - HAWKVP19CD (2001)

HAWKWIND / YULE RITUAL
ジュエルケース、ブックレット。
HAWKWIND / YULE RITUAL
HAWKWIND / YULE RITUAL
ブックレット内のメンバー表記。ハーヴィー・ベインブリッジの記載がありません。

CD1
  1. Electronic Intro
  2. Levitation
  3. Money Tree
  4. Space Is Deep
  5. Flying Doctor
  6. Warrior At The Edge Of Time
  7. Angels Of Death
  8. High Rise
  9. Damage Of Life
CD2
  1. Lighthouse
  2. Sonic Attack
  3. Freefall
  4. Motorway City
  5. Hurry On Sundown
  6. Spirit Of The Age
  7. Assassins Of Allah

バンド活動

2001年はリユニオンHAWKESTRAの流れをひき、デイヴ・ブロック(G/Vo)、リチャード・チャドウィック(Dr)、ジェリー・リチャーズ(G)、ロン・トゥリー(Vo)、サイモン・ハウス(Vn)、アラン・デイヴィ(B/Vo)、ゲストがキース・クニブトン(Syn)、ジェズ・ハゲット(Sax/Fl)の布陣で3〜4月のスプリング・ツアーを実施。クニブトンが参加しないステージもあり、その時はハウスが久し振りにキーボードを弾いたようです。8月にはカンタベリーフェスに出演。この時ヒュー・L・ラントン(G/Vo)が復帰しました。フェスのMCを担当したアーサー・ブラウンがホークスのステージで「Silver Machine」を歌うというサプライズがありました。
その後アラン・デイヴィはアリに改名、そしてホークス正規復帰のアナウンスがされました。ここでメンバー構成はブロック、チャドウィック、ラントン、アリ、ハウスの5名というコンパクトなものになりました。ホークス在籍暦の長いメンバーばかりで、現在考えうる最もホークスらしい布陣に。この5人編成で10〜11月のオウタム・ツアーをこなし、12月20日のXマスギグまで、勢力的なギグを行いました。Xマスギグは上記の5人に加え、ゲストでブレイク、リズ、そして久し振りにダニー・トンプソンも参加しました。

今作について

そのXマス・ギグに合わせて、前年12月のアストリアのライブを収録した2枚組がリリース。久々のレギュラー・アルバムで、音質、演奏ともに完全復活を遂げたホークスを力強くアピールしています。このステージでは、ブロック、チャドウィック、リチャーズ、ロン、アリ、ハーヴィー・ベインブリッジ(Key/アルバムのクレジットには出ていませんが参加しています)、ハウス、クニブトン、ティム・ブレイク(Key)、ハゲット、キャプテン・リズ(Vo)が参加した大編成で、HAWKESTRAの余韻をひいたメンバー構成になっています。ゲストのハゲットはサックス&フルート奏者でホークス参加はこれが初めてでした。また久しぶりのマイケル・ムアコックもテキサスから電話回線による元気な朗読で参加しています。
選曲は80年代までのナンバーが中心で、90年代以降の曲は唯一新曲の「Money Tree」のみ。この時もHAWKESTRAと同様お祭り的要素が強いのでオールド・ナンバーばかりの演奏にしたのかなと思いましたが、その後も同様の選曲でギグを行っています。どの曲も定番曲ですし、「Damage Of Life」とかブレイクの『Lighthouse」なども良い選曲です。
Electronic Intro 電子音とノイズ、シンセシーケンスをバックにブロックによるメンバー紹介。期待が高まります。
Levitation まずはこのナンバー。『宇宙遊泳』(1980)のブロック作人気曲。間奏部分が引き延ばされバイオリンソロ、リズムのみによるパートなど参加プレイヤーに合わせたアレンジがされています。
Money Tree この頃ステージ定番ナンバーでギターのハードなリフを中心にしたアグレッシヴなインストナンバー。アルバム『SPACEBROCK』(2000)収録の「Spacebrock」の変名タイトル。ブロック作。
Space Is Deep 懐かしい『ドレミファソラシド』(1972)のブロック曲。イントロではアコギが使用されます。バックのシンセの音色など全体に爽やかな印象の演奏。
Flying Doctor 『25年間』(1978)カルバート時代のハード曲、ボーカルはトゥリー。
Worrior At The Edge Of Time 『絶体絶命』(1975)のムアコック朗読ナンバー。電話回線で本人が参加。後のインタビューで語っていましたが、ホークス客演はこれが最後と考えていたそうです。原因はブロックとターナーの確執で、ムアコックはターナー擁護の立場にいたからです。
Angels Of Death 続いてこれも定番ナンバー、ハゲットのサックスが大きくフューチャーされています。この人は普通に吹ける人で、なかなか曲にうまくハマっています。曲、ボーカルともブロック。
High Rise カルバート時代の『P.X.R.5』(1979)収録の名曲。原曲通りオルガンのコード進行からスタート。今度はハウスのバイオリンをフューチャー。ボーカルはトゥリー。
Damages Of Life ブロックのソロ曲で『CHURCH OF HAWKWIND』初CD化(1994)の際収録された名曲。ブロックの諸行無常感が漂う曲でハウスのバイオリンもいい感じで演奏されています。
Lighthouse ブレイク作、ソロアルバム『ニュー・エルサレム』(1978)、ホークスのアルバムでは『ホークウインド・ライブ』(1980)に収録されていた曲。ボーカルも本人。冷ややかなストリングスにブレイクのシンセソロ。
Sonic Attack ムアコックといえば、この曲。電子音のバイオレンスで盛り立てます。
Free Fall こちらも『25年間』に収録されていたカルバート、ベインブリッジ作。ボーカルもベインブリッジ。ハゲットはフルートをプレイ。
Motorway City 『宇宙遊泳』(1980)収録のブロック作の爽快ナンバー。バイオリンソロ、ギターソロが続き、そのまま曲は次曲へ。
Hurry On Sundown デビュー曲ブロック作。全曲からの流れでノリ良く進行。ファーストアルバム(1970)から。
Spirit Of The Age クラシック.ナンバーは続き、『クォーク・ストレンジネス・アンド・チャーム』(1977)のカルバート・ブロック曲。
Assassins Of Allah 最後もカルバートナンバー。同じく『クオーク』からのおなじみ曲。サックスソロを挟んで、キャプテン・リズの語りになります。

バンドはHAWKESTRAで活性化されたのでしょう、90年代後半のいまひとつ冴えなかったホークスを払拭するかのような胸のすく演奏が収められています。
VOICEPRINTでは日常茶飯事のクレジットミスがあります。参加メンバー名にハーヴィー・ベインブリッジの記載がありません。翌年修正版がリリースされます。


関連情報

・このアルバムのクレジット修正版(2002)のレビュー

・EXILESさんのレビュー

オリジナルUK盤&日本盤ディスコグラフィ 2001

2025/11/25 update


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