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1998.11.19. Upload.

"THE BEST OF
FRIENDS & RELATIONS"
1994 / 1993

the best of friends and rerations (emporio) the best of friends and rerations (anagram)

CD:EMPORIO/EMPRCD547 (Left:1994)
CD:ANAGRAM/CDM GRAM 61 (Right:1993)

1.Spirit Of The Age (Hawkwind)
2.Raj Neesh (Inner City Unit)
3.Robot (Hawkwind)
4.Canes Vena Tici (Underground Zero)
5.Dodgem Dudes (Michael Moorcock's Deep Fix)
6.Golden Void (Sonic Assassins)
7.Lord Of The Hornets (Robert Calvert)
8.Motherless Children (Dave Brock)
9.Sweet Mistress Of Pain (Hawkwind Zoo)
10.Social Alliance (Hawkwind)
11.Outside The Law (Lloyd Lanton Group)
12.Time Centre (Michael Moorcock's Deep Fix)
13.Vampire (Stravinksy's Shoe)
14.Over The Top (Sonic Assassins)
15.Space Invaders (Inner City Unit)
16.Psi Power (Hawkwind)



1999.06.20.追加
手違いで内容が全く同一の ANAGRAM 盤を入手してしまいましたのでジャケ写を掲載致します。まぁ、アナログ時代の Vol.1 とデザインが同じだからいいか。スリ〜ブに FLICKNIFE レ〜ベルのカタログも載ってたし・・・。尚 ANAGRAM 盤のタイトルは FLICKNIFE のコンピ CD (後述) と同じ "The Best Of Hawkwind Friends And Relations" となっています。



'82 年にフリックナイフレ〜ベルから、ホ〜クスのアウトテイク、メンバ〜のソロ、別ユニット、脱退したメンバ〜のソロや別バンドなどの音源を引っかき集めたコンピレ〜ションアルバム、「Friends And Relations」 がリリ〜スされました。これはシリ〜ズ化され、「Friends And Relations Twice Upon A Time」 、「Friends And Relations Volume 3」 の合計3枚がリリ〜スされています。その 3 枚のアルバムからのコンピレ〜ションが本アルバムです。当然全ての曲が 1 枚の CD に収まる訳がなく、抜けている曲もあります。2 枚組でもいいから全曲収録して欲しかったですね。

尚、最初の CD 化はフリックナイフから FLICKNIFE SHARP 1724CD という番号でリリ〜スされ、LP 時代の曲から選曲された様ですが、その後何度か再発され、その度に内容が変わっていて、LP 時代には含まれていなかった曲も収録されている様です。本 CD もそんな 1 枚で、LP 時代には無かった曲が収録されています。なんかヤですね、こういうのって。落ち着かないというか。完全版リリ〜スして下さい、フリックナイフ様。というワケで、ボ〜ナストラック表示はいたしません。



Closs Check

Track Name

Album Title (Track No.)



1.Spirit Of The Age (Hawkwind)

Weird Tapes 2 (4)
The Best Of Hawkwind, Friends & Relations (3)
Golden Void 1969-1979 (DISC 1-7)
Friends & Relations The Very Best Of & The Rarities (DISC 1-1)

ホ〜クスのライブ。勢いのあるライブテイクで○。オリジナル・スタジオバ〜ジョンは 「Quark; Strangeness And Charm」 (1) に収録。



2.Raj Neesh (Inner City Unit)

The Best Of Hawkwind, Friends & Relations (6)
Friends & Relations The Very Best Of & The Rarities (DISC 1-2)
Friends And Relations (4)

「Inner City Unit」 というのはニック様のバンド。何て読むのかわかりませんが、タイトルから想像がつく様にインド音楽っぽいイントロで始まり、パンクっぽい曲に突入。ニック様のいかがわしいフレ〜ズのサックスも聴けます。



3.Robot (Hawkwind)

The Best Of Hawkwind, Friends & Relations (2)
Friends & Relations The Very Best Of & The Rarities (DISC 1-3)
Friends And Relations (3)

ホ〜クスのライブ。オリジナルは 「P.X.R. 5」 (6) に収録 (そっちもライブ) 。後半のシンセの電子音、ワウワウのかかったギタ〜がイカれてていいです。残念ながら途中でフェ〜ドアウト。

1999.05.24.追加
HAWKWIND DAZE 管理人 様より、「この曲のワウがかかったソロはギタ〜ではなくてバイオリンでは?」 とのご指摘を頂きました。聴き返してみたところ、確かにバイオリンの様ですね。やるなぁ、ハウスさん。ちなみに、'96年3月17日の 「Nik Turner's "HAWKWIND"」 来日時のステ〜ジでも、エフェクタ〜かけまくってましたね〜、ハウスさん。大所帯のバンドだったためほとんどバイオリン聞こえませんでしたけど (涙) 。ライブ終了後、黙々とコンパクト (!) ・エフェクタ〜を片付けているお姿がいまだに忘れられません。デヴィッド・ボウイのツア〜メンバ〜で来日した時ゃロ〜ディ〜にやってもらったんだろうなぁ、片付け。・・・ってボウイのライブじゃバイオリンにエフェクタ〜なんてかけないか。・・・あ。関係無いハナシ長々としてスミマセン。



4.Canes Venta Tice (Underground Zero)

The Best Of Hawkwind, Friends & Relations (5)
Friends & Relations The Very Best Of & The Rarities (DISC 1-4)

「Underground Zero」 ってなんでしょうか。スミマセン知りません。女性ヴォ〜カルのポップなニュ〜ウェ〜ブバンドって感じですが。

1999.06.21.追加
小川様よりこのバンドについての情報を頂きました。ホ〜クスの周辺バンドのひとつで、メンバ〜の出入りは無かったと思う、とのことです。「Hawkwind Friends & Relations The Rarities」 にもこのバンドの曲が収録されていますので、詳しくはそちらを参照して下さい。



5.Dodgem Dudes (Michael Moorcock's Deep Fix)

Friends & Relations The Very Best Of & The Rarities (DISC 1-5)

マイケル・ムアコックのバンド。フリックナイフから同名のシングルが出ています (FLICKNIFE/FLS 200) 。ニック様、サイモン・キング (ドラム) も参加。結構いい曲ですね。SF 作家の副業とは思えません。あ。作曲は別人か。へヴィなリズムセクションとアコ〜スティックギタ〜のじゃんじゃかカッティングが妙にマッチしています。



6.Golden Void (Sonic Assassins)

Golden Void 1969-1979 (DISC 1-12)
Friends & Relations The Very Best Of & The Rarities (DISC 1-6)
Friends And Relations (2)

参考文献 2. によると、「Sonic Assassins」 というのは '77 年 12 月 23 日にブロック様とカルヴァ〜トが臨時に組んだライブバンドだったそうです。この曲のオリジナルはプログレ・ホ〜クスの名盤、「Warrior On The Edge Of Time」 (2) に収録。原題は 「The Golden Void Part II」 。オリジナルと比べ重量感とスペイシ〜感は劣りますが、元々曲がいいため許せる範囲ですね。



7.Lord Of The Hornets (Robert Calvert)

Friends & Relations The Very Best Of & The Rarities (DISC 1-7)

カルヴァ〜トのソロ。参考文献 1. によると、ニック様、ムアコック、サイモン・ハウスも参加したカルヴァ〜トのソロアルバム 「Hype」 (LP:ASIDE/1F 0311 or SEE FOR MILES/SEE 278 , CD:SEE FOR MILES/SEE CD 278) のラストに同名曲が収録されていますが、同じテイクかどうかは不明です。絶不調のカリスマ時代のホ〜クスを彷彿とさせる曲。やっぱりアンタだったのか。ちなみにこのソロアルバムの ASIDE 盤の LP のジャケット、めっちゃダサいです。松方弘樹かアンタは (双方のファンの方、ゴメンナサイ) 。



8.Motherless Children (Dave Brock)

The Best Of Hawkwind, Friends & Relations (13)
Friends & Relations The Very Best Of & The Rarities (DISC 1-8)

ブロック様のソロ。ブロック様、何枚か LP やシングルを出している様ですが、その中にはこの曲は収録されていない模様。シンセのシ〜ケンスを軸に電子音やスライドギタ〜が絡み、ブロック様が淡々と歌う、という曲。タイトルといいアレンジといい、「諸行無常」 ですね。



9.Sweet Mistress Of Pain (Hawkwind Zoo)

Hawkwind (10)
Mighty Hawkwind Classics (2)
Independent Days Volumes 1 & 2 (9)
Golden Void 1969-1979 (DISC 1-2)
Friends & Relations The Very Best Of & The Rarities (DISC 1-9)

「Hawkwind Zoo」 というのは、後のホ〜クスの中心人物が結成したホ〜クスの前身バンド。この曲を含む 3 曲入り EP 、「Hawkwind Zoo」 が '81 年にリリ〜スされています (「Mighty Hawkwind Classics」 に収録されて CD 化)。この曲、上記クロスチェックの中の EMI リマスタ〜盤 「Hawkwind」 、コンピレ〜ション 「Independent Days Volumes 1 & 2」 には 「Kiss Of The Velvet Whip」 という別タイトルで収録されています。



10.Social Alliance (Hawkwind)

Zones (7)
Zones / Stonehenge (7)
Friends & Relations The Very Best Of & The Rarities (DISC 1-10)

ブロック様のソロシングル曲のライブ録音。カッコいいです。右チャンネルのニック様の雄叫びがお茶目。



11.Outside The Law (Lloyd Lanton Group)

Friends & Relations The Very Best Of & The Rarities (DISC 1-11)

ラントンのソロ。同タイトルのアルバム (FLICKNIFE SHARP 015) の 1 曲目と思われます。シングルカット (FLICKNIFE FLS 021) もされていた模様。シングルの A (?) 面はホ〜クスの 「Hall Of The Mountain Grill」 (2) に収録の 「Wind Of Change」 と同タイトル。同じ曲なのかな。肝心の 11.「Outside The Law」 ですが、普通のロックです。まぁホ〜クスの曲じゃないんで文句は言えませんが。基本的にこういうヒトなんですね。それはそうと、ギタ〜ソロのスケ〜ルアウトするフレ〜ズ、使い過ぎると厭きられすよ、ラントンさん。



12.Time Centre (Michael Moorcock's Deep Fix)

The Best Of Hawkwind, Friends & Relations (7)
Friends & Relations The Very Best Of & The Rarities (DISC 1-12)
Friends And Relations (8)

再びムアコックの曲。シングル 「Brother In Rosenstrasse」 (FLICKNIFE/EJSP 9831、通し番号付き 500 枚限定だったらしいです) の B 面曲。5. とはうって変わってシンセの打ち込みがメインの曲にムアコックの語りが入る・・・と思ったらインストです。ひょっとして作曲がムアコック?結構ミニマリストですね、だとしたら。



13.Vampire (Stravinksy's Shoe)

The Best Of Hawkwind, Friends & Relations (11)
Friends & Relations The Very Best Of & The Rarities (DISC 1-13)

「Stravinksy's Shoe」 ってなんでしょう (シャレではないです) 。ちなみに 「Stravinsky's Shoe」 ではありません。クレジットに (Theaker/Pavli) とありますが、パヴリって、あの 「High Tide」 (サイモン・ハウスも在籍していたバンド) のピ〜タ〜・パヴリでしょうか。そう言えばハウスらしいヴァイオリンも入ってるし・・・。シンセによる打ち込みの曲です。誰かわかりませんが唄も唄っています。結構いい曲ですね。BR> 1999.06.20.追加
冒頭で述べた ANAGRAM 盤には 「Stravinsky's Shoe」 と表記されていました。どっちが正しいのでしょう (シャレでは・・・もう止めます) 。参考文献 1. もこちらの表記でしたので、多分こっちが正しいのでしょ・・・せう。あ。そもそも 「∫u :」 か、発音は。




14.Over The Top (Sonic Assassins)

Weird Tapes 1 (1)
Hawklords Live (6)
Mighty Hawkwind Classics (10)
Independent Days Volumes 1 & 2 (7)
Golden Void 1969-1979 (DISC 1-9)
Friends & Relations The Very Best Of & The Rarities (DISC 1-14)

「Sonic Assassins」 の EP からの収録。浮遊感漂うインド音階っぽい演奏をバックにカルヴァ〜トが語りを入れる曲。割といい感じです。カルヴァ〜ト絡みの曲にしては。



15.Space Invaders (Inner City Unit)

Friends & Relations The Very Best Of & The Rarities (DISC 1-15)

ニック様のパンク (?) バンドの曲。2.「Raj Neesh」 と似たような印象です。当然ですが。「Pass Out」 (LP:RIDDLE/RID 002 , CD:OLDHITZ/OLD 001) の 1 曲目と、「Punkadelic」 (LP:FLIDCKNIFE/FLICKNIFE SHARP 103) の 2 曲目に収録されていますが、レ〜ベルからしてここに収められているのは後者でしょう。エレクトロニックなパンク、という感じ。



16.Psi Power (Hawkwind)

Stonehenge This Is Hawkwind Do Not Panic (1)
Zones / Stonehenge (1)
Friends & Relations The Very Best Of & The Rarities (DISC 1-16)

ライブ。いや〜ギンギンですね、コレは。カッコいいです。オリジナル・スタジオバ〜ジョンは 「Hawklords 25 Years On」 (1)「Tales From Atomhenge」 (7)「25 Years On 1977-1986」 (15) に収録されていますが、かなりアレンジが凝っていて印象がまるっきり違います。まぁそれはそれで味があっていいんですが。



ハッキリ言ってかなりのファンじゃなければツラい部分もありますが、1.3.6.8.10.14.16.など聴き所も多いです。怖がらずに購入してみてはいかがでしょう。「カネ返せ!」と言いたくなっても責任は持ちませんが。


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